【MLB】エンゼルス 2-11 タイガース(9月15日・日本時間16日/アナハイム)
エンゼルスに、もう一人の"二刀流"が誕生した。大谷翔平投手が11試合連続で欠場したこの日、エンゼルスは終盤にタイガース打線に打ち込まれるワンサイドゲームとなり、ネビン監督は"敗戦処理"に内野手のエスコバーを指名。8回途中、今季3度目の登板となったベネズエラの主砲は、見事な“快投”で凡打の山を築いた。
大谷の欠場で序盤から元気のなかったエンゼルスは、先発キャニングが6回4失点と振るわず。5カ月ぶりにメジャー昇格を果たしたフレッチャーが0-4で迎えた7回裏に復帰弾を放ったが、3番手投手ディアスが誤算だった。
8回表、エンゼルスは味方のエラーも絡んだ5連打で3失点すると、その後もディアスは四球を連発して制球が定まらず、打者一巡の猛攻を浴びてしまった。1-11と試合がほぼ決する事態を招くと、ABEMAの中継ではファンも「エスコバー」「そろそろか」など“敗戦処理の野手登板”を予見するコメントが並んでいた。
そしてついに――。いつまでもタイガースの攻撃が終わる気配がないことに業を煮やしたネビン監督は、1死から内野手のエスコバーをリリーフに指名した。今季、8月にも同様の状況で2回の登板経験があるエスコバーは、最速85.5マイル(137キロ)のストレートと、最遅36.1マイル(58キロ)のカーブという、実に球速差79キロの投球術でタイガース打線を翻弄してみせる。緩急のある投球で長かった8回の攻撃を打者2人で終わらせると、イニングまたぎで9回も続投。この回も内野ゴロと内野フライで締め、5者を完璧に抑える投球でファンを喜ばせた。
不甲斐ないエンゼルス投手陣に代わって活躍するエスコバーに、ファンは「出たー!エスコバー」「きたか」「秘密兵器だ」「ナイスピッチ」「エスコありがとうね」と、次々に労いのコメントを寄せた。
なお、この試合でエンゼルスの地区優勝の可能性が完全消滅。今季80敗を喫し、9年連続V逸が確定した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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