【MLB】レンジャーズ15-5レッドソックス(9月20日・日本時間21日/アーリントン)
厳しい内角攻めに怒りが爆発した。レッドソックスの吉田正尚外野手が「6番・レフト」で先発出場を果たしたこの試合、レンジャーズのガーバー捕手が死球を食らった際、あまりの痛さからか怒りを露骨に表すシーンがあった。
そんな場面が見られたのは3回裏のレンジャーズの攻撃。先頭打者のヤング内野手、ガルシア外野手がともに空振り三振に倒れ、簡単に2アウトとなったレンジャーズだったが、続くハイム捕手がストレートの四球を選び一塁へと進み、2死一塁という場面で打席にはガーバーが入った。
この試合まで3戦連続でノーヒットだったが、前の打席で同点本塁打を放つなど、復調気配のガーバーはこの打席でも長打が期待された。一方、手痛い一発を浴びた後の打席ということもあってか、レッドソックスバッテリーは打ち取るべく執拗な内角攻めを敢行。ベヨ投手は初球に内角高めにスライダーを投じ、ガーバーの体を起こす作戦を取った。
際どい所にボールが来た直後の2球目、ベヨが投じたのは再び内角のストレート。95.4マイル(約153.5キロ)の速球はガーバーの内角を突いたが、これがガーバーの左肩付近に直撃した。
150キロ超えの速球が体に当たったからか、それとも2球続けの内角攻めにイラッとしたのか、死球を受けた直後、ガーバーは肘に付けたプロテクターをぶちまけると、今度は足に付けていたレガースもポイ。ベヨをにらみつけながらぶぜんとした表情で一塁へとゆっくり歩いていった。
ガーバーの怒りがナインにも浸透したのか、その後レンジャーズはタベラス外野手が追加点を奪うタイムリーを放ち、さらにセミエン内野手が押し出し四球を選ぶなど、この回さらに2点を追加してレッドソックスを一気に突き放した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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