「准教授の手取り=月30万円」に西田亮介准教授「金額よりも“任期付き”であることが問題」「日本の凋落と無関係ではない」 ABEMAヒルズ 2023/09/21 19:30 拡大する ある若手研究者の投稿がきっかけで議論が過熱した「研究者の月給30万円問題」。大学院を卒業し博士号を取得。その後、厳しい競争を勝ち抜いて辿り着いた准教授のポスト。しかし、その手取りが月30万円…。【映像】韓国と比べて日本の博士号取得者数は圧倒的に少ない(グラフ) 研究者の待遇について、『ABEMAヒルズ』に出演した、東京工業大学准教授の西田亮介氏が自身の考えを明かした。 研究者の給与には同じ職位でも相当の格差があり、最近は業績給のウエイトが大きい大学があったり、大学間で相当に給与が異なる。また、若手研究者の労働環境には任期付きが多く、働き始める時期が遅いことと現在の給与水準を比較してリスクが高いことが問題となっている。さらに、博士課程の学生数が減少しており、日本の研究開発や人材育成が他国と比較して相対的に遅れている現状を指摘した。 続きを読む 関連記事