「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2023」東京予選Aブロックが、9月24日に行われ、青嶋未来六段(28)が名人2期を含むタイトル戦3期の実績を誇るベテラン丸山忠久九段(53)をAブロック決勝で下し予選突破、決勝進出を果たした。
青嶋六段は2回戦から登場すると門倉啓太五段(36)、塚田泰明九段(58)、谷合廣紀四段(29)、石井健太郎六段(31)と下して勝ち進むと、決勝では丸山九段と対戦。先手の丸山九段が居飛車穴熊、後手の青嶋六段が四間飛車穴熊と、相穴熊にがっちり囲い合う出だしとなった。
初手から1手30秒未満という超早指し戦で先に穴熊攻略に成功したのは丸山九段。青嶋六段は一時、はっきりと敗勢というところまで追い詰められた。それでも粘って両者、間違えられない寄せ合いにまで持ち込むと、丸山九段の寄せに緩みが出た一瞬を逃さず、一気に形勢逆転。いきなり勝勢にまで転じたところを逃さずに勝ち切った。
◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2023 ファン投票による選出(東西各3人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各6人)によって構成される。12月下旬に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒で決める。
(ABEMA/将棋チャンネルより)