【MLB】レッドソックス7-9レイズ(9月26日・日本時間27日/ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手が「4番・レフト」で先発出場し、4打数1安打で6試合連続安打をマークした。一時の打撃不振から抜け出し、再びヒットメーカーぶりを発揮しているが、この日は鋭いスイングから放った強烈なファウルが、映像技術と重なって思わぬ珍場面を演出することになった。
珍しいことが起きたのは7回2死一塁から迎えた吉田の第4打席。6-7と1点差に迫り、吉田に一発が出れば逆転というシーンで、序盤の大量ビハインドから追いついてきた展開に、本拠地のファンのボルテージも上がっているところだった。
6回の第3打席にライトフェンスをワンバウンドで越える二塁打を放っていただけに、吉田も狙った球は逃さないとばかりに集中して打席に向かうと、カウント1-1から内角低めに来た変化球をフェンスの向こう側に放り込むとばかりにフルスイングした。
狙い打ったものの、打球はバックネット側にあるフェンスを直撃。打ち損じの自覚があったのか、吉田も悔しそうな表情を浮かべていたが、球場がざわついたのはその後だ。ファウルはバックネットの下にあるフェンス部分を直撃したが、中継映像では青い広告が表示されていた部分。すると青い部分の裏側から、何かがパタリと倒れる瞬間が確認できた。
中継映像では契約しているスポンサーの広告を、実際に球場のフェンスに貼られている広告の上に表示できる技術がある。偶然にもそこにファウルがぶつかり実際にある看板が倒れたが、映像上では見えない看板が裏から倒れてきたことになったわけだ。
なおベンチ内のチームメイトは身を乗り出して「何が起きた?」というように倒れた看板を確認していた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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