■「ライフステージに合わせて移動する選択肢も」
東大大学院経済学研究科教授の山口慎太郎氏は「地方の良さが表れたエピソードだ。いろいろな自治体で、子育て支援政策ということで現物支給みたいなサポートは増えているが、やはりコミュニティに支えられているという実感が大事だと思う。紫織さんのケースを見ても、周りの人に応援されて、物質的にも精神的にもサポートされている。子育ても楽しいというのは伝わってくる」との見方を示す。
子どもを持つことのデメリットが報道されたり、コスパで語られることもある。「都会の状況もよくなってきている。10年前はベビーカーで電車に乗るのは大変で、今も文句を言う人はいるけれども、世の中の主流としては理解が広がってきた。子どもを育てると同時に自分の仕事のことも考えると、都市から動けない方も多い。子どもを持つ前は都市でしっかり働いて稼いで、子どもが生まれたら少し郊外に行って、大きくなったらまた都市に戻ってくるかもしれない。もし郊外・地方が気に入ったらそのまま残る。ライフステージに合わせたいろいろな選択肢があってよいと思う」と述べた。(『ABEMA Prime』より)
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