藤浪晋太郎、決死のダッシュ＆トスも…「アウトだろ！」「よく見とった審判」タイミングはギリギリ…快足走者の生還を許して決定的瞬間

【MLB】オリオールズ0－3レッドソックス（9月29日・日本時間30日／ボルティモア）

　藤浪の渾身のプレーは実を結ばなかった……。9回に3番手として登板したオリオールズの藤浪晋太郎投手が、好フィールディングを見せるもランナーの快足ぶりが勝り、1点を失った。グラブトスで捕手がタッチにいくも判定はセーフ。その際どいタイミングにファンも「アウトだろ！」「審判よく見てる」と話題を集めた。

【映像】ギリギリ！藤浪晋太郎、決死のトスも判定は…

　藤浪はオリオールズが0－2と2点ビハインドで迎えた9回表にマウンドへ登った。ここをピシャリと抑え、最後の攻撃に望みをつなぎたいところだったが制球が定まらない。先頭のラファエラに対してストライクを奪うことなく、ストレートの四球を与えると、続くデバースの打席中には盗塁と悪送球が絡み無死三塁とピンチを招いた。

　デバースにはフルカウントから低めのストレートを投じると、止めたバットに当たったボールは藤浪の前へ力なく転がった。スクイズのような打球となり、藤浪は全力でダッシュし、グラブで捕球。すぐに右手へ持ち替えて絶妙なトスをするも、間一髪でセーフとなった。チャレンジしてもおかしくないようなタイミングだったが、オリオールズのベンチは動かず、藤浪に失点が記録された。

　このシーンの直後、ABEMAのコメント欄は「うそでしょ」「チャレンジしろ」「アウトだろ？」「いやアウトやろw」と次々に藤浪を擁護するようなコメントが相次いだ。しかしリプレイ映像では、走者の手がホームベースに先に触れていることが明らかだった。すると今度は、「セーフだな」「セーフです」「手入ってたよ」「よく見とった審判」と、審判のナイスジャッジに対して好意的なコメントが多く届いていた。

　三塁走者のラファエラは、今年メジャーデビューを果たしたばかりのルーキーだ。メジャーでは1盗塁だが、マイナー（2A、3A）では今年108試合で36盗塁と足に自身のある選手。藤浪にとっては、まさに“目の前”でその快足ぶりを見せつけられる形となってしまった。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）