【MLB】オリオールズ5-2レッドソックス(9月30日・日本時間10月1日/ボルチモア)
レッドソックスの吉田正尚外野手が「4番・DH」でオリオールズ戦に先発出場。球団新人最多記録となる50度目のマルチ安打を放ったヒットメーカーは、9回の第5打席でセカンド後方にポトリと落ちるポテンヒットで今季14度目となる猛打賞を記録した。
ア・リーグ東地区で優勝したオリオールズと最下位に甘んじたレッドソックス。この日の試合は順位を象徴するかのように、少ない安打で手堅く追加点を重ねるオリオールズに対し、レッドソックスは14安打で2得点とちぐはぐな攻撃が目立った。3回表には二死、一・三塁と先制するチャンスの場面で吉田に打席が回ってきたが、一塁走者のターナーが盗塁を失敗してチャンスが潰えてしまう。
そのなかで一人気を吐いたのが吉田だ。第2〜3打席で先発・ギブソンからセンター返しを披露し、レッドソックスの球団の新人で新記録となる50度目のマルチ安打を記録。どちらも先頭打者だったことから打点は付かなかったが、甘めのボールを逃さないで打ち返す吉田らしいバッティングが戻ってきた。
ゲームの中盤まではレッドソックスが押せ押せムードも1点が遠く、逆にオリオールズは7回裏にマウントキャッスルが先制打を放ち、その後も打線がつながって終盤に5得点。8回が終わった時点で5-1と苦しい展開となった。
しかし、9回表にレッドソックスは二死、一塁で3番・ターナーに打席が回ると、盗塁失敗のおわびとばかりにセンター前ヒットで吉田につないで第5打席が回ってきた。
点差を考えて吉田は長打を狙うべく、オリオールズ4番手のウェブが投じた1、2球目を思いっきり強振。バットは空を切っていきなり2ストライクと追い込まれてしまったが、4球目のチェンジアップに食らいつくと、センター、ライト、セカンド、ショートの間に落ちるラッキーなタイムリーポテンヒットとなって猛打賞を記録した。
気持ちで打ったようなこの場面に、ABEMA視聴者からは「ぽとりー」「吉田3安打1打点ナイス」「おわらせん〜」「ラッキーでもヒットはヒット」など、吉田の奮闘を称えるコメントが多く寄せられた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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