7日、東京・大田区総合体育館で開催された「3150FIGHT vol.7」で、WBCミニマム級暫定王者の重岡優大が正規王者のパンヤ・プラダブスリ(タイ)に判定勝ち、IBF同級暫定王者の重岡銀次朗が正規王者のダニエル・バラダレス(メキシコ)に5回2分15秒TKO勝ち。兄弟が同じ日に同じリングで王座を統一し、正規の世界チャンピオンに輝くという記念すべき夜となった。
 重岡兄弟は4月にそろって暫定王座を獲得。「兄弟同時世界チャンピオン誕生」と報じられたが、トラブル続きで正規王者との対戦が流れた末の暫定王座設置だっただけに、ミソがついたのは否めない。何より一番すっきりしなかったのは、暫定ベルトを腰に巻いた本人たちだった。