日本プロ麻雀連盟の女流プロ最高峰タイトル「女流桜花」への挑戦権を争う女流桜花Aリーグの第7節D卓が10月9日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」セガサミーフェニックスでも活躍する魚谷侑未が、激レアの役満・清老頭をアガるなどして、卓内トップを取った。
【映像】日本プロ麻雀連盟のプロが多く参加するプロ麻雀リーグ「Mリーグ」
上位8人が進出するプレーオフ前最後の対局となったD卓だが、魚谷がここぞという場面での勝負強さを発揮した。1回戦でラスを引き、苦しいスタートに見えたが2回戦、東3局で、役満の中でも出現率が低いことで知られる清老頭が炸裂。そのまま6万点を超える大きなトップを取って、ポイントを伸ばした。残り2戦は2着、3着でポイントを維持。接戦を制して卓内トップを取るとともに、トータルでも2位でプレーオフに進出した。「決定戦に残る確率は35%くらいかなぁという感覚です。まず卓内トップを目指して打とうと思います」と、上位3人までの決定戦進出ライン付近が激戦なだけに、現状の2位にも安心する様子はなかった。
◆女流桜花 2006年度に設立された、日本プロ麻雀連盟所属の女流プロによる1年のリーグ戦。上位16人がAリーグで、年間成績上位3人が前年度の女流桜花と3日間、半荘12回に女流桜花決定戦を行う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
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