将棋の立川立飛杯達人戦予選が10月10日に行われ、藤井猛九段(53)が勝又清和七段(54)に勝利した。藤井九段は1組決勝へ進出。午後2時からの決勝戦では塚田泰明九段(58)と対戦する。
竜王3期の強豪・藤井九段が1組決勝進出を決めた。勝又七段との準決勝は、藤井九段が四間飛車を志向し対抗形の出だしに。早々に前例を離れ、激戦へと展開した。難解な中盤戦で藤井九段がペースを握ると、勝又七段の猛攻を振り切ってリードを拡大。緩みのない指し回しで勝利を飾った。
勝利した藤井九段は1組決勝戦へ進出。午後2時から、塚田九段と本戦出場をかけた予選決勝を戦う。
新棋戦・達人戦は、2023年4月1日付で満50歳以上の現役棋士に参加資格が与えられている。称号呼称者の谷川浩司十七世名人(61)、羽生善治九段(53)、佐藤康光九段(54)、森内俊之九段(53)の4人はシードとなり本戦からの出場となる。第1回の出場者は、東京から32人、関西から18人、シードを含む合計54人が出場。東京予選から2人、関西から1人、東京・関西混合予選から1人が本戦トーナメントに進出して頂点を競う。
(ABEMA/将棋チャンネルより)