作家で社会学者の鈴木涼美氏は「発信者が限られていた時代はある程度、ドラマで俳優が言っていたことなのか、新聞が書いていたことなのか、バラエティで芸人が言ったことなのかで、受け取るテンションも変えられた。SNSでは“#逮捕へ”と書いたのがどんな人かわからないから、一瞬信じてしまうのは理解できる。でも、違うとわかった時に、別に怒る必要はないのではないか。怒りの沸点のコントロールというか、自分の機嫌を自分で取れない人が増えていると思う。あとは、顔を出して発信しているアイドルや芸人に求められる清廉性があまりに高くて、逆に燃やしている顔の見えない人たちの言葉はどんどん悪くなっている。不倫で報道された人に向けられる言葉は罵詈雑言だし、うかつなことを芸人が言えばどんなに叩いてもいいみたいになる。そこには大きな乖離があると思う」との見方を示す。
リディラバ代表の安部敏樹氏は「その非対称性は、Xに関しては強まっていく。だんだん発言のインセンティブがなくなって、何かビジネスとか目的があって発信するんだという、稀有な人たちだけ残っている。Xの代わりのSNSがまた出てくると思うが、インフルエンサーやビジネス目的ではない人たちだけの世界をいかに作るかが、世界的なSNS開発の1つの潮流になっている」と分析した。
りんたろー。が後輩にしているSNS上のアドバイスとは

