シビれる勝負を楽しみ、そして勝ち切った。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」10月12日の第2試合はU-NEXT Pirates・仲林圭（協会）がトップ。第1試合の小林剛（麻将連合）が今期初トップを獲得しておりデイリーダブル達成。9日の第2試合における鈴木優（最高位戦）のトップを含め、チームは3連勝とした。
試合は起家からEX風林火山・松ヶ瀬隆弥（RMU）、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾（協会）、仲林、赤坂ドリブンズ・渡辺太（最高位戦）の並びでスタート。東3局3本場、親の仲林はリーチ・一発・ツモ・赤・ドラの1万2000点（＋600点、供託2000点）をゲット。同4本場は堀から7700点（＋1200点）をアガってダントツに。その後も攻める手は緩めず、仕掛けとリーチを駆使して、ライバルへプレッシャーをかけ続ける。かと思えば南2局1本場は堀のリーチの現物待ちでテンパイすると、したたかにダマテン。堀から3900点（＋300点、供託1000点）をアガって局消化。抜群のバランス感覚で局を回しトップ終了。鈴木優と小林剛、そして仲林の“U GO K”で3連勝とした。
爽やかな笑顔で勝利者インタビューに登場した仲林、3連勝達成をリポーターから告げられると「おお！」と喜んで「U GO K（ユーゴーケー）で嬉しいですね」。同じ団体でトップを争う堀とは昨期Mリーグで同卓がなく、この日が初対戦。「とにかく対局が楽しくて！堀さんと初めて同卓したんで。堀さんとこの舞台で打つというのが目標だったので、それができてトップラスを決めることができて、めっちゃ嬉しいです」と改めてこの勝利を喜んだ。
ファンも嬉しいデイリーダブル。仲林は最後に「今日は“2バヤシ”コンビでトップ・トップ、かなり上の順位に来たかなと思います。まだまだわかんないですけど、かなり安泰な位置に来ていると思うので、引き続き応援をいただければと思います」とファンへ謙虚に頭を下げた。バランス抜群の好ゲームを堪能したファンからは「仲林は強いな。本物や」「小林仲林のニバヤシ！」「にばやしコンビナイスゥ！」「デイリーダブルとチーム三連勝！お弁当をもたらしたじゃがさんに敬礼！」と激励のコメントが寄せられた。
“U GO K”で3連勝、この日は“船長”こと小林の初トップもあり、チームは＋184.6の2位と躍進。チームには一昨年のMVPプレーヤーでもある瑞原明奈（最高位戦）も控えており、その航海はさらに加速しそうだ。
【第2試合結果】
1着 U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）4万7100点／＋67.1
2着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥（RMU）2万5800点／＋5.8
3着 赤坂ドリブンズ・渡辺太（最高位戦）2万1400点／▲18.6
4着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾（協会）5700点／▲54.3
【10月12日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋364.3（12/96）
2位 U-NEXT Pirates ＋184.6（14/96）
3位 TEAM雷電 ＋123.2（14/96）
4位 赤坂ドリブンズ ＋7.9（14/96）
5位 渋谷ABEMAS ▲110.2（14/96）
6位 セガサミーフェニックス ▲113.2（12/96）
7位 KADOKAWAサクラナイツ ▲126.8（14/96）
8位 EX風林火山 ▲152.9（14/96）
9位 BEAST Japanext ▲176.9（12/96）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
