将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(21)が挑戦する第36期竜王戦七番勝負は10月17日、京都市の「総本山 仁和寺」で第2局1日目の対局を行い、伊藤七段が60手目を封じて指し掛けとした。あす18日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
【映像】午後のおやつ 藤井竜王の「ショートケーキ」と伊藤七段の「モナカ」
八冠制覇を達成した藤井竜王と新鋭・伊藤七段による“同学年対決”として注目を集める本七番勝負。藤井竜王の先勝で迎えた第2局は、角換わりの出だしから、藤井竜王が仕掛けて激しい戦いが繰り広げられている。午後に入ると長考合戦となり、両者の持ち時間はほぼ同じに。難解な中盤戦で伊藤七段がバランスを保ち、終盤戦の入り口を迎えている。
午後6時に立会人の谷川浩司十七世名人(61)が封じ手の定刻となったことを告げると、伊藤七段はすぐに「封じます」と封じる意思を示して指し掛けとした。封じ手時点で、ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角。対局2日目には中盤から終盤に突入するとあり、ますます目の離せない展開となりそうだ。
第2局2日目は、18日午前9時頃に再開が予定されてれている。持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
藤井聡太竜王 4時間20分(消費3時間40分)
伊藤匠七段 4時間15分(消費3時間45分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)