将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(21)が挑戦する第36期竜王戦七番勝負は10月25日、福岡県北九州市の「旧安川邸」で第3局1日目の対局を行い、藤井竜王が44手目を封じて指し掛けとした。あす26日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
【映像】藤井竜王の勝負メシ「バターライスっちゃ」と伊藤七段の「にゅうめん」
前人未踏の八冠制覇を成し遂げ早くも防衛戦に臨む藤井竜王と初タイトル獲得を狙う伊藤七段が激突する注目の“同学年対決”。第3局は伊藤七段の先手で相掛かりの出だしとなった。受けて立つ藤井竜王も早々に工夫を見せて対応。1日目は両者が長考を重ねる慎重な進行となった。
午後6時に立会人の森内俊之九段(53)が封じ手の定刻となったことを告げると、藤井竜王はゆったりとした動作で羽織を着用。2分後に封じる意思を示して指し掛けとした。封じ手時点は難解な局面で勝負所を迎えている。ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角を表示しており、対局2日目の進行に大きな注目が集まっている。
第3局2日目は、26日午前9時頃に再開が予定されてれている。持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
▲伊藤匠七段 4時間40分(消費3時間20分)
△藤井聡太竜王 3時間43分(消費4時間17分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)