【ブンデスリーガ】バイエルン8-0ダルムシュタット(日本時間10月28日/アリアンツ・アレーナ)
ブンデスリーガ史上初の珍事が起こった。4分のバイエルンMFキミッヒの退場で始まったこの試合だったが、21分、41分と立て続けにダルムシュタットのCBが退場に。リーグ史上初めて前半だけで3枚のレッドカードが飛びかう荒れた試合展開に、ファンも「なんやねんこれ」と失笑するしかなかった。
ともに1人ずつの退場者を出した中で迎えた41分、バイエルンのコンラート・ライマーが最前線のハリー・ケインに向かってスルーパスを出した。通ればビッグチャンスとなる可能性が高かった中で、ダルムシュタットCBマテイ・マグリッツァは背後からイングランド代表FW相手にチャージを行った。
その結果、ボックス手前でファウルを犯したとして主審が試合をストップ。プレーそのものは危険ではなかったが、決定機阻止に値する「DOGSO」の判定となり、この試合で早くも3人目の退場者が出る結果となった。
ブンデスリーガ史上初の前半だけで3人の退場者が出る大荒れの展開に、ABEMA視聴者は「またかよwww」「初めてみた」「カオス」「なんやねんこれ」「えらいこっちゃ」「少し席外したらまたいなくなってんじゃん」と驚いた様子だった。
今節は偶然にもこの試合を含めて6枚のレッドカードが飛び交う波乱の展開となる試合が多かった。しかし、ブンデスリーガは決してこのような試合展開が多いリーグではなく、1試合で2枚のレッドカードが出たのは1年以上前の2022年8月マインツvsレヴァークーゼンだった。また早い時間でのレッドカード2枚も1999年5月のヘルタvsヴォルフスブルクにまで遡る。この過去の事例からも、この試合が”異常”だったことがわかるだろう。
(ABEMA/ブンデスリーガ)