U-NEXT Piratesの鈴木優(最高位戦)が10月31日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」26節の第1試合に登板。10月9日以来のトップを飾り、前回ラスの雪辱を果たした。
これぞ“戦闘民族”といった闘牌だった。当試合は、起家から赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、鈴木優、EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)の並びでスタート。東1局でのリーチは実らなかったが、鈴木優は親番の東2局1本場で園田から白・ドラ2の5800点(+300点、供託1000点)をアガった。続く東2局2本場では、園田や萩原が鳴きを駆使する中で、果敢に応戦。リーチ・ツモ・平和の3900点(+600点、供託1000点)を獲得した。
東2局3本場では園田が4000点(+900点、供託1000点)をツモ。東3局0本場、1本場では親番の瑠美が満貫・1万2000点(+供託1000点)、9600点(+300点、供託1000点)と加点して逆転を許した。それでも鈴木優は3連続流局で迎えた東3局5本場に東・赤・ドラ2の満貫・8000点(+1500点、供託4000点)を奪取すると、東4局でも親番の萩原のリーチに対抗してリーチ・ツモ・西・ドラの満貫・8000点(供託1000点)を成就。2連続の満貫でトップ目の瑠美を抜き去ると、南1局では5巡目にリーチをかけ、リーチ・ツモ・平和・ドラの5200点(供託1000点)をアガった。
「今日は手がとても入っていました。順当に加点できて、とても良かったです」。オーラスでもタンヤオ・ドラの2000点(+300点、供託1000点)を獲得して自ら試合を締めた鈴木優は、インタビュアーの「戦闘民族らしい一戦」との評価に笑顔。一方で、園田に満貫・8000点(供託1000点)を振り込んだ南2局など「自分の中で、この選択はチームメイトに聞きたいな、というのがいくつかあった」とし、「戻って検討したいと思います」と謙虚な姿勢と飽くなき探求心を見せた。
これで10月9日以来の2勝目。「U-NEXT Piratesは一時期、200ポイント近くプラスがあったんですけど、ここのところポイントを減らしてしまって、クルーのみなさんにも少し不安な思いをさせてしまったかと思う」。ファンを気遣った鈴木優は、「このトップを皮切りにチームメイトと力を合わせて200ポイント、300ポイントと積み重ねていきたい」と力強く語った。
【第1試合結果】
1着 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)4万9300点/+69.3
2着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)4万500点/+20.5
3着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)1万4900点/▲25.1
4着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)-4700点/▲64.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)