アニメ『呪術廻戦』より、第39話の先行カット・あらすじが解禁された。また、小松未可子(禪院真希役)、津田健次郎(七海建人役)、中田譲治(禪院直毘人役)によるオフィシャルインタビューが公開された。
『呪術廻戦』(作:芥見下々)は、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中、シリーズ累計発行部数8,000万部を突破している人気コミック。2020年10月から放送されたTVアニメ第1期が反響を呼んだほか、『劇場版 呪術廻戦 0』が全世界興行収入265億円を記録している。アニメ第2期は2023年7月6日から毎週木曜23:56~に放送。
――「渋谷事変」の物語に触れての印象を聞かせてください
津田:『呪術廻戦』自体がおどろおどろしく、その中に人間ドラマやアクションシーンなど色々な要素が入った作品だという印象です。「渋谷事変」では「渋谷」というよく知っている場所が舞台だからこそ、恐怖感がパワーアップしていると思いました。
小松:第1期でも濃い戦いを繰り広げていましたが、それが「序章だったのでは?」と思わされるほど物語が急加速していますよね。津田さんがおっしゃったように、身近にある場所だからこその恐ろしさ、それと同時に「自分の知らないところで本当にこんなことが起こっていたら?」というワクワク感も感じています。
中田:僕はアニメでストーリーを追っているのですが、「渋谷事変」第30話(第2期6話「そういうこと」)の始まりには驚かされました。1年ズの日常が描かれていて「こんなにのんびり始まって良いの?」って(笑)。でも、後半から一気に不穏な雰囲気になり、メカ丸と真人の怒涛のアクションシーンへと続き……上手い!『呪術廻戦』ならではの対比の妙だなさすが!と思いました。この先の展開も本当に気になっています。
――第38話、第39話では、呪霊・陀艮(だごん)との戦いが描かれました。演じてみていかがでしたか?
津田:一級呪術師が2人もいるのに苦戦したのが衝撃的でした。この前の話数で七海が野薔薇に「ここからの戦いは、一級(わたし)で最低レベルです」と言うシーンがありましたが、本当にそうだな、と。アフレコでは、七海が今までにないくらい激怒したり、感情を表に出すシーンが多かったので、新鮮だと思うと同時にかなりしんどい思いをしながら演じたのを覚えています。
小松:真希はどうにか戦い方を探して、つねに強がってはいましたが、実際は全く戦えていませんでした。あの戦いの最中、自分では呪霊に太刀打ちできないというジレンマに襲われていたと思います。でも、この戦いがなければ集わなかったチームなので……最初見た時、すごく不思議な組み合わせだと思いませんでした(笑)
津田:だよね? 最初すごい違和感があった(笑)。
中田:ナナミンが困惑してましたよね(笑)。
小松:移動中とかどんな会話をしていたんでしょうね? 戦いを通じてやっと会話できてる感じがありました(笑)。
中田:第1期では直毘人の出番が少なかったこともあって、今回やっと見せ場があると思って気合を入れてアフレコに挑みました。本当は五条 悟の封印を解いてやりたくないくらい禪院家と五条家には溝があるようですが、直毘人なりに「五条がいないと人類が終わってしまう」という危機感があって、しぶしぶ腰を上げたんだと思います。でも、敵が想像以上に強かった……。
――その第38話、39話で、自身の演じるキャラクターのポイントや見どころになったと感じられるシーンを教えてください
津田:七海は責任感を背負って戦いに挑んでいるタイプだと思います。自分の命がどうこうというよりは、この状況をどうにかしなければ、ということに意識が向いている。でも、精一杯の力を出しても陀艮にはなかなか決めの一手を入れられず、「やばい」と思っていたでしょうね。そんな中での、伏黒くんの参戦。ありがたいと思う反面、きっと彼に助けられることをふがいなく感じたのではないでしょうか。
小松:恵だけじゃなくて、得体のしれない人間(甚爾)もヌルンって入ってきますからね(笑)。真希はフィジカルの部分では一番自信があったのに、自分と同じ呪力がない人間で、自分よりも強いということに絶望したと思います。それでも折れずになんとか踏みとどまって戦おうとしているのですが、全然歯が立たない……。そのもどかしさが後々の反動にはなっていくんですけどね。
中田:直毘人に関しては、きっと原作ファンの方はあのシーン、あのセリフに期待しているんだろうなと思ってプレッシャーはありました。ですが、皆さんと一緒にアフレコ出来たおかげで演りやすかったです。
――「渋谷事変」もいよいよ後半戦。これからの戦いへの意気込みや、視聴者へのメッセージをお願いします
津田:ここから先の話数はさらに緊張感も増していきますし、同時にしんどい時間も増えていきます。視聴者の皆さんにも我慢を強いる作品だと思いますが、その緊張感も見ている皆さんと一緒に作り上げられたらと思っています。1話たりとも、1秒1瞬も見逃さないでいただけたらと思います。
小松:「渋谷事変」は『呪術廻戦』の“核”になっている物語だと思います。どこで行われている戦いも見逃せない展開になっていますし、それぞれの人生がかかっているので、その魂削る戦いを是非体感していただければ嬉しいです。
第39話(第2期15話)「揺蕩-弐-」
<あらすじ>
特級呪霊・陀艮の領域展開「蕩蘊平線」により窮地に追い込まれた七海、真希、直毘人。そこに現れた伏黒の加勢により死地に活路を見出すが、そこに甚爾が乱入。暴走状態の甚爾はそのまま強者である陀艮に攻撃を仕掛ける。一方、美々子と菜々子は、脹相との闘いで意識を失った虎杖の下に―。
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
アニメ「呪術廻戦」放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | みどころ |
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1 | 両面宿儺 | 虎杖が“宿儺の指”を喰らう |
2 | 自分のために | 最強呪術師・五条が宿儺と対決 |
3 | 鉄骨娘 | 1年の紅一点・釘崎野薔薇が登場 |
4 | 呪胎戴天 | 宿儺が領域展開を発動 |
5 | 呪胎戴天-弐- | 宿儺vs伏黒、衝撃的な結末 |
6 | 雨後 | 虎杖がキモカワイイ呪骸と修行 |
7 | 急襲 | イケメンすぎ&強すぎ!五条が素顔公開 |
8 | 退屈 | 初対面で女のタイプを聞く男が襲来 |
9 | 幼魚と逆罰 | 七海が強烈な名言を連発 |
10 | 無為転変 | 七海vs真人、緊迫の戦い |
11 | 固陋蠢愚 | “時間外労働”に突入した七海 |
12 | いつかの君へ | 虎杖vs吉野の辛すぎる戦い |
13 | また明日 | 虎杖&七海と真人の激闘 |
14 | 京都姉妹校交流会-団体戦(0)- | 東京校、京都校の生徒が対峙 |
15 | 京都姉妹校交流会-団体戦(1)- | “親友”との存在しない記憶 |
16 | 京都姉妹校交流会-団体戦(2)- | 異種格闘技戦?パンダvsメカ丸 |
17 | 京都姉妹校交流会-団体戦(3)- | 真希vs真依、双子の因縁と絆 |
18 | 賢者 | 御三家相伝術式対決、伏黒vs加茂 |
19 | 黒閃 | 虎杖覚醒!ブラザーとの共闘 |
20 | 規格外 | 五条が規格外の大技をぶっ放す |
21 | 呪術甲子園 | 原作者考案の選手紹介テロップに注目 |
22 | 起首雷同 | 伏黒の過去と深まる1年ズの絆 |
23 | 起首雷同-弐- | 伏黒が出した本気、領域展開発動 |
24 | 共犯 | “共犯者”になった虎杖と釘崎 |
25 | 懐玉 | アオハルが過ぎるバスケシーン |
26 | 懐玉-弐- | 五条、調子に乗る |
27 | 懐玉-参- | 五条vs甚爾戦のスピード感! |
28 | 懐玉-肆- | 天上天下唯我独尊 |
29 | 玉折 | 動揺する若き五条 |
30 | そういうこと | またな |
31 | 宵祭り | 語りかける三輪、沈黙のメカ丸 |
32 | 渋谷事変 | 公園でハシャぐ呪霊達 |
33 | 渋谷事変 開門 | 五条の叫び「オマエは誰だ!!」 |
34 | 昏乱 | 封印されてもなお力を見せる五条 |
35 | 降霊 | 五条悟爆誕 |
36 | 鈍刀 | 七海が見せた1級呪術師の凄み |
37 | 赫鱗 | 脳内に溢れ出した、存在しない記憶 |
38 | 揺蕩 | 伏黒が領域内に乱入!(2回) |
39 | 揺蕩-弐- | 夏油を慕うミミナナの過去シーン |
40 | 霹靂 | 息子・恵に気づいた甚爾の選択 |
41 | 霹靂-弐- | 宿儺vs魔虚羅の人外対決! |
42 | 理非 | 虎杖に「託した」七海 |
43 | 理非-弐- | 「悪くなかった」!! |
44 | 理非-参- | メカ丸の言葉、三輪の涙 |
45 | 変身 | 高田ちゃん無双 |
46 | 変身-弐- | どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!! |
47 | 渋谷事変 閉門 | ついに乙骨登場! |
出演声優がMCを担当!『声優と夜あそび2023』情報
■孔時雨役・安元洋貴さんが月曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■脹相役・浪川大輔さんが木曜MCを担当『声優と夜あそび2023』
■パンダ役・関智一さんが金曜MCを担当『声優と夜あそび2023』