【日本シリーズ】阪神6-2オリックス(11月2日/阪神甲子園球場)
日本シリーズ初登板となった西純矢(阪神)が、自身のミスから招いたピンチを凌ぎ咆哮した。
【映像】西純矢、逆転呼ぶ魂のリリーフで甲子園にこだまする雄叫び
0-1と阪神が1点ビハインドで迎えた6回表、西純が2番手でマウンドに登った。日本シリーズ初登板となった西純だったが、頓宮裕真と杉本裕太郎をしっかりと打ち取り簡単に2アウトを奪う。
続くゴンザレスも力のないピッチャーゴロ。西純が捌いてファーストへ送球し三者凡退かと思われたが、握りそこねたのか送球が低くなったことでファーストの大山悠輔が捕球できず出塁を許してしまう。思わず西純は「やっちまったー」というような表情を見せた。
続く紅林弘太郎にはライト前へ運ばれ2死一、三塁と大きなピンチ。しかし西純は崩れない。続く若月健矢をアウトローへのスライダーで空振り三振を奪い無失点で切り抜けた。三振を奪ったあと、西純はホッとしたこともあったのか雄叫びを上げ感情をあらわにした。
ミスが失点につながることの多いこの日本シリーズ。僅差の展開でエラーから失点をしていれば、一気に流れを引き渡してしまいかねない。そんななか、4年目の若虎・西純がギリギリのところで踏ん張った。
西純の気合に応えるように打線は8回裏、集中打で一挙6点を挙げて逆転勝利。若き右腕の魂の投球が、チームの逆転勝ちを呼び寄せた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)