最近では世界各国のクリエーターから、CGを使った様々な作品が日々発表され、ネット上でもしばしば話題となっているが、その舞台裏ともいうべき部分については、なかなか垣間見ることができないもの。今回ご紹介するのは、CGアニメの中の“何気ない動作”を収めたワンシーンの“骨組み”がよくわかる貴重な動画だ。
【映像】「手袋を外す動作」3DCG映像で再現 
 CGアニメーターの坂野友軌さんが投稿したこの動画(@beadschain)は、坂野さんがCG制作用のフリーソフト『Blender』を駆使して制作した自主制作アニメーションのワンシーンの“骨組み”ともいうべき部分。この場面では、登場人物が“手袋を外す”という動作を見せているが、「手」の細かい動きや質感、手袋の動きなどをリアルに再現するために、ワイヤーフレームが複雑かつ緻密に張り巡らされていることが見て取れる。日頃はあまり見ることができない、CGアニメーションの複雑な制作作業を垣間見ることができる、大変貴重な内容といえるだろう。