最近では世界各国のクリエーターから、CGを使った様々な作品が日々発表され、ネット上でもしばしば話題となっているが、その舞台裏ともいうべき部分については、なかなか垣間見ることができないもの。今回ご紹介するのは、CGアニメの中の“何気ない動作”を収めたワンシーンの“骨組み”がよくわかる貴重な動画だ。
CGアニメーターの坂野友軌さんが投稿したこの動画(@beadschain)は、坂野さんがCG制作用のフリーソフト『Blender』を駆使して制作した自主制作アニメーションのワンシーンの“骨組み”ともいうべき部分。この場面では、登場人物が“手袋を外す”という動作を見せているが、「手」の細かい動きや質感、手袋の動きなどをリアルに再現するために、ワイヤーフレームが複雑かつ緻密に張り巡らされていることが見て取れる。日頃はあまり見ることができない、CGアニメーションの複雑な制作作業を垣間見ることができる、大変貴重な内容といえるだろう。
この“CGアニメ制作の舞台裏”ともいうべき内容が話題となり動画を紹介した投稿の表示数は180万件を突破。なお、実際に動画を観たネット上の人々からは「す、すごいです!何気なくやっている動作でも実際に作ると意外と複雑なんですね…」「とんでもな! 引っこ抜いたあとのたわみもだし同時に小指とかは形状がそのままだったりとか」「この部分(他のシーン含め全体的にですが)どうなってるのか想像がつかず圧倒されてました。貴重な舞台裏公開ありがとうございます……!」「こちらのシーン3Dで作成された手袋が貫通などせずに滑らかに外せているの本当にすごいな~と見ていたので、こういう工程映像を見せてもらえてうれしいです。」といった様々な反響が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)