渡辺明九段VS糸谷哲郎八段が準決勝で激突!藤井聡太JT杯覇者との決勝戦に進出するのはどっちだ/将棋・JT杯
【中継】渡辺九段VS糸谷八段 注目の準決勝(生中継中)

 将棋日本シリーズJTプロ公式戦の準決勝第2局が11月3日、愛知県名古屋市の「ポートメッセなごや」で行われ、渡辺明九段(39)と糸谷哲郎八段(35)が対局を開始した。先に進出を決めている藤井聡太JT杯覇者(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)との決勝戦を戦うのはどちらか。振り駒の結果、先手は渡辺九段に決まった。

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 渡辺九段は、2000年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:17期)で、順位戦A級(A級以上:13期)。タイトル通算31期は歴代4位、現役2位の快記録。棋戦優勝も11回を数える。序盤研究の深さから中終盤の粘り強さ、細い攻めをつなげる卓越した技術など、どこを取ってもトップクラスでバランスの取れた超一流棋士だ。JT杯は14年連続18回目の出場で、過去に優勝3回を飾っている。2019年大会以来4年ぶり4度目の優勝を目指し、準決勝に臨む。

 糸谷八段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:8期)、順位戦B級1組(A級:5期)。獲得タイトルは竜王1期で、棋戦優勝は新人王戦1回。棋界屈指の早見え早指しで、短い持ち時間のJT杯での躍進にも大注目が集まっている。今期は3年連続6回目の出場で、1回戦で広瀬章人八段(36)、2回戦で豊島将之九段(33)を破った。勢いそのままに、初の決勝進出と優勝を狙う。

 両者の公式戦対局は26戦で、渡辺九段の19勝7敗。バランス重視の渡辺九段と力戦型の糸谷八段が、準決勝の一戦でどのような戦いを繰り広げるか。

 JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】2023年度「将棋日本シリーズ」準決勝第二局 渡辺明九段 対 糸谷哲郎八段
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