朝倉未来、YA-MANと対戦が正式決定!「朝倉未来史上、上位に入る試合になる」OFGの立ち技ルールで“過去最凶”覚醒へ激白
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 11月4日(土)東京・シャトーアメーバにて、11月19日(日)に開催される全試合オープンフィンガーグローブ(OFG)着用の立ち技格闘技イベント「FIGHT CLUB」の記者会見が行われ、朝倉未来YA-MANとメインイベントで対戦することが正式に発表された。7月の超RIZIN.2でヴガール・ケラモフに敗れて以来、沈黙を守っていた朝倉未来がついに立ち上がった。しかも再起の場として選んだのはMMAではなく、OFG着用の立ち技格闘技イベント「FIGHT CLUB」だった。なぜ、この舞台に立つことを決心したのか――決断の真意を聞いた。

【詳細】朝倉未来、YA-MANと『FIGHT CLUB』で対戦決定

 ケラモフ戦後の言動からモチベーションの低下を心配されたが、朝倉は「試合が終わってまだ3カ月しか経ってないですからね。周りの期待が大きすぎるのか分からないけど、試合が終わって2カ月ぐらい休む時だってあるでしょ」と一蹴。公になっている通り、朝倉は所属ジム名を「JAPAN TOP TEAM」に改名し、練習環境のメガジム化に着手した。朝倉は再始動するための準備を着実に整えていた。

「牛久(絢太郎)戦だって、1年半MMAの試合をやってなかったけど、普通に勝ったし、2カ月ぐらい休んだところで変わらないから(苦笑)。もう俺は周りの声を気にしないレベルになっているんですよ。格闘人生の中で俺はずっと批判されたり、それも期待の裏返しだと思っているから、自分のタイミングでやりたいことをやるだけです」

 朝倉が言う「自分のタイミングでやりたいこと」が立ち技ルールでの試合だ。MMAでは国内トップクラスの打撃スキルを誇る朝倉だが、純粋な立ち技ルールは今回が初めて。しかも対戦相手は初代RISE OFG-65kg王者のYA-MANだ。立ち技のキャリアで言えば、朝倉がチャレンジする立場で「立ち技はデビュー戦なんで挑戦する気持ちはある」と朝倉自身もそれを認める。

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 その一方で「全然負ける気はしないですね」と揺るぎない自信もある。そこにはMMAファイターの方がキックボクサーより打撃スキルが上という信念、YA-MANが今までOFGマッチで勝ってきた相手のレベルが低いという考えがあるからだ。朝倉は「半分ナメてる」とまで言い放った。

「もともと立ち技をやってみたかったんですよ。YA-MANは立ち技のトップで、どれだけ強いんだろう?という興味もあるしって感じです。まあMMAでやったら話にならない、1分も持たないから。だったら相手の土俵でやりたいという気持ちと、立ち技で自分がどのレベルなのかを一回確認してみたいと思いました。

(キックボクサーの打撃は)上手いけど威力がないと思います。色んな立ち技のトップ選手とスパーリングをさせてもらったけど(自分の打撃だったら)倒せるかなっていう。MMAをやっている選手の方が一撃一撃が重いし、威力が違います。特に僕は抜いたパンチは打たずに、全弾10割で打っているんで、そこは迫力があると思います。

(YA-MANはOFGマッチで無敗だが?)相手のレベルが低いからでしょ。俺とやったらそれが分かるんじゃないですか。RIZINでストライカーとしてトップにいる選手は、キックルールでやってもめちゃくちゃ強いと思います。俺がRIZINの2戦目でやったカザフスタン人(カルシャガ・ダウトベック)とかルイス・グスタボとの方が全然強いと思うし、僕はあの辺としのぎを削っているんで『YA-MANか…』って感じです。それこそRISEのレベルを見せてよっていう感じですね。どんなもんなの?みたいな、半分ナメてる感じです」

 YA-MANとは練習仲間だったが、YA-MANが朝倉VSケラモフ戦後にX(旧Twitter)上にて「朝倉未来が負けたまま、そのまま終わるようなダサい男だとは思ってなかった そんな人から教わる事はもうない」と発言した。

 この朝倉への絶縁宣言は大きくクローズアップされたが、朝倉は「勝手にしろよ、どっちでもいいよみたいな感じです」と意に介さない。「俺は別に自分から誰かを嫌ったりとか、誰かに対する発言をしないようにしているんですけど、俺を話題にすると注目を浴びられるじゃないですか。だから色んなヤツがやっていることにYA-MANも乗ってきたのかなって。だからガッカリしたというか、安い男に成り下がったなと思います」とYA-MANを自分に群がるその他大勢扱いする。

 では「FIGHT CLUB」で戦うことは朝倉に何をもたらすのか。

「今回燃えているのは、他団体への“殴り込み”みたいなイメージがあって、そこで相手のルールで倒すのが気持ちいいなって。そこはちょっとモチベーションが上がってますね。(『BREAKING DOWN』ではなく『FIGHT CLUB』でやるのは)俺たちはプロなんでしっかり練習してるし、ちゃんと不完全に終わらないような3分3R殴り合った方がいい。『BREAKING DOWN』でやるより、俺が他団体に乗り込んでいく方が、見ている側も燃えるかなって思います。

 この試合は朝倉未来史上、結構上位に入るような面白い試合になる予感がするんですよ。俺は基本的にMMAの試合でも打撃のみをやる選手で、どうしてもMMAではタックルとかを気にしなきゃいけない。それでMMA独特の緊張感と間合いになるんだけど、今回はタックルを気にする必要がない。だから激しい打撃戦、なんていうか俺が見せてきたことのないテクニックとか打ち合いが見られるんじゃないかと思います」

 THE OUTSIDERからRIZINへ殴り込んだ頃の反骨心。OFG着用の立ち技ルールだからこそ解放できる全弾フルスイングの打撃。「FIGHT CLUB」のリングに立つのは“過去最凶”の朝倉未来だ。

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