Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、11月7日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は個人成績でトップに立つU-NEXT Pirates・仲林圭(協会)。チームはリーグ2位につけ、首位浮上も狙えるところ。「龍を継ぐ者」が昇り龍となって、チームを引き上げることができるか。
【中継】大和証券 Mリーグ サクラナイツvs麻雀格闘倶楽部vs雷電vsPirates
典型的な「陽キャ」タイプながら、麻雀は実に正統派というギャップが魅力の仲林。大崩れする打ち方はしないタイプだが、今期は5戦して4勝。2着1回、3着1回のラスなしと、ポイントを稼ぎまくっている。昨期のポストシーズンあたりから、1戦ごとに存在感を増している。龍はどこまで昇っていくか。
仲林と同じくリーグ2年目を迎えたKADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)は、昨年の11月7日、1試合目に当時の1試合最低得点というどん底を見た後、2試合目でMリーグ初勝利を挙げるという、ド派手な一日を送った。今期も出だしは苦しんだが、着実にポイントを積み重ねて現在はプラス域。ここでトップを取れれば、個人ベスト10入りも果たせそうだ。
経験豊富なKONAMI麻雀格闘倶楽部の滝沢和典(連盟)は、少し陰りが見えたチームにもう一度勢いをつける役目が待っている。開幕から絶好調だった伊達朱里紗(連盟)が初のラスを引くと、続けて高宮まり(連盟)もラスで連敗。あっという間に2位以下との差が縮まった。安らかな日々を送るためにも、ヒーロー体質の滝沢がもう一度突き放すために必殺の手順で高打点を生む。
昨期大活躍のTEAM雷電・本田朋広(連盟)は、今期もエンジンが好調。前回出場時も接戦ながらオーラスで逆転トップを決めた。リミッターがついていない本田の走りは、実に伸びやか。難関コースとも言える強敵相手でも、するするとすり抜けてトップに躍り出る勢いも持つ。ロケットスタートか、終盤のトップギアか。勝負をかけるタイミングに目が離せない。
【11月7日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)個人13位 +37.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人17位 ▲12.5
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人9位 +114.4
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人1位 +221.0
【11月6日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +238.5(24/96)
2位 U-NEXT Pirates +158.8(24/96)
3位 渋谷ABEMAS +123.2(28/96)
4位 TEAM雷電 +109.0(26/96)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +67.1(24/96)
6位 EX風林火山 +10.8(28/96)
7位 赤坂ドリブンズ ▲92.0(26/96)
8位 BEAST Japanext ▲249.3(26/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲366.1(26/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)