来年、第100回の記念大会となる箱根駅伝は、関東地区以外の大学にも参加資格が広げられるなど注目されているが、いよいよ2カ月を切った。駒澤大学が大学駅伝2年連続三冠を目指す中、青山学院大学はどう戦うのか?
青山学院大学陸上競技部の原晋監督が『ABEMAヒルズ』に出演し、5日に行われたばかりの全日本大学駅伝を振り返った。駒澤大学が終始トップを譲らず完全優勝、青山学院大学は、国学院大学と中央大学とのデッドヒートを制して2位に。「陸上競技はタイムを競うが、最終的には順番争い。2位でゴールできてよかった」と発言。
さらに箱根駅伝に向けては、「全日本大学駅伝が終わって1週間ほど心身を休め、このあとのMARCH対抗戦を経て、箱根駅伝に向けて合宿を行う。今は富士山でいえば7合目、8合目。いよいよ(箱根駅伝に向けて)アタックをかける時」と意気込みを語った。
原監督が箱根駅伝の“前哨戦”と位置付けるのが、今月22日に行われる「GMOインターネットグループpresents MARCH対抗戦2023」。
今年で3回目の開催となるこの大会に参加するのは、創部100年を超える伝統校、MARCHと呼ばれる大学の陸上部だ(M=明治大学、A=青山学院大学、R=立教大学、C=中央大学、H=法政大学)。
対抗戦では、1万mのレースを5組に分かれて行い、大学毎に上位10名のタイムを合計し、順位を競う。優勝チームには奨学金30万円。注目はエンタメ性の高い演出であり、各大学のカラーに合わせたレーザー照明など、華やかな光の演出と、各大学応援団によるパフォーマンスが選手を後押しする。これまでの大会では自己ベストを更新する選手が続出しており、過去2大会は青山学院大学が優勝している。
原監督は2013年の学生三大駅伝からユニークな“作戦名”を発表しているが、MARCH対抗戦においても、2021年は「快“晋”撃大作戦」、2022年は「ABEMAダヨ!全員集合大作戦」を打ち立てている。
番組で発表された今回の作戦名は、「5本の矢 大作戦」。原監督は「戦国大名の毛利元就が子どもに授けた『3本の矢』という教えは、1本の矢は容易に折れるが3本まとまれば折れにくいというもの。現在、箱根駅伝は駒澤大学が一強だが、 MARCH5大学で力を合わせて戦っていこう。互いにライバルチームだが、まずはMARCH対抗戦で気合を入れて輝きを増して強化していきたい、という作戦だ」と決意を語った。
「GMOインターネットグループpresents MARCH対抗戦2023」は11月22日(水)午後5時から、ABEMAで独占生中継される。
(『ABEMAヒルズ』より)
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