【侍ジャパン練習試合】日本代表0-1巨人(11月10日/SOKKENスタジアム)
井端弘和新監督率いる新生・日本代表(侍ジャパン)にとって初の練習試合となったが、若手主体の巨人を相手に完封負け、井端監督の初陣は黒星となった。打者陣が1回、2回と単打を集めて5安打したものの得点の機会を逸すると、3回に先制点を許す展開に。その後もDeNA牧秀悟、日本ハム万波中正からあと1本が出ず、そのまま敗戦した。それでも投手陣は崩れることなく役割を果たすと、守備でも好プレーが出るなど、短い期間でのチームづくりでも成果を見せた。
16日から開幕する「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」の出場資格はプロ3年目以内または24歳以下(オーバーエイジ枠3人)ということもあり、3年後の2026年に行われる次回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で代表を争うような選手が集められた、今回の侍ジャパン。前回のWBC組から選出されたのは25歳の牧だけと、次世代のメンバーによる初陣だった。
投手陣は先発の巨人・赤星優志が3回を投げ被安打4で1失点したものの、三振も3つ奪いまずまずの出来。2番手で投げた西武・隅田知一郎は2イニング、3番手の楽天・早川隆久は3イニング、4番手のロッテ・横山陸人が1イニングを無失点に抑えると、守備陣でも先発でショート、途中からセカンドに回った巨人・門脇誠に躍動感溢れるプレーが飛び出した。一方、打線は1回に2安打、2回に3安打を集めてチャンスを作ったものの、あと1本が出ず、3回以降のヒットは2本。やや実戦から離れた選手もいた中で、大会までにどこまで状態を上げられるか、課題も見られた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)




