挑戦者の伊藤匠七段が82手目を封じる 藤井聡太竜王は2時間超え自身2番目の大長考も/将棋・竜王戦七番勝負第4局
【中継】藤井竜王VS伊藤七段 注目の第4局・小樽対局(生中継中)

 将棋藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(21)が挑戦する第36期竜王戦七番勝負は11月10日、北海道小樽市の「銀鱗荘」で第4局1日目の対局を行い、伊藤七段が82手目を封じて指し掛けとした。あす11日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。

【中継】藤井竜王VS伊藤七段 注目の第4局・小樽対局

 藤井竜王が防衛3連覇を決めるか、伊藤七段が反撃の1勝目を飾るか。注目の第4局は、藤井竜王の先手で「角換わり」の出だしに。両者得意の戦型ながら、1日目午前中から想像を上回る猛スピードで手が進み、昼食休憩を前に終盤戦に突入した。

 休憩後の午後からは藤井竜王が長考を重ね、伊藤七段が今後の方針を決める金引きの一手を受け2時間17分の大長考に沈む場面も。自身にとって2番目の長考記録となる考慮時間を投じ、攻めを決断した。一方、伊藤七段にとっては研究範囲内か冷静な対応を見せており、藤井竜王が早くも飛車を切る強い踏み込みを見せたところで封じ手の時刻を迎えた。

 午後6時に立会人の渡辺明九段(39)が封じ手の定刻となったことを告げると、伊藤七段はすぐに封じる意思を示して指し掛けとした。ABEMAの「SHOGI AI」はわずかに伊藤七段寄りの数字を示しているものの、形勢は不明。激戦が見込まれている2日目は、再開から全く目の離せない展開となりそうだ。

 第4局2日目は、11日午前9時頃に再開が予定されてれている。持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

【封じ手時点での残り持ち時間】

藤井聡太竜王 3時間26分(消費4時間34分)
伊藤匠七段 5時間20分(消費2時間40分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第36期 竜王戦 七番勝負 第4局 1日目 藤井聡太竜王 対 伊藤匠七段
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