殺害予告を受けたらどうすればいい? 古谷経衡氏が語る、脅迫の経験と対処法「泣き寝入りすべきではない」
【映像】脅迫罪になりうる言葉
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 池袋暴走事故の被害者遺族に対して、殺害予告の電話が警察にかかってきたという事案について、自らも殺害予告を受けた経験がある文筆家・古谷経衡氏が、自身の経験と意見を語った。
 
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 2019年に東京・池袋で起きた暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さんの名前を挙げ、「近いうちに殺しにいく」といった内容の電話が警視庁に匿名でかかってきたという。この問題に対し、自らも殺害予告という脅迫を経験した文筆家・古谷経衡氏が「泣き寝入りすべきではない」という強い意志を示した。

殺害予告を受けたらどうすればいい? 古谷経衡氏が語る、脅迫の経験と対処法「泣き寝入りすべきではない」
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 古谷氏は、面識のある人物からLINEで「今から家に行って殺す」という脅迫があったことを告白した。その時、古谷氏は都内のホテルに滞在しており、すぐに110番通報を行い、処罰感情が強く、民事での示談には応じない旨を警察に伝えたという。ちなみに、このケースではLINEメッセージを開いた場所が犯行現場となり、その場所の所轄の警察署が事件の担当になる。
 
 その後、警察から容疑が固まったので、東京地検に送致したとの電話があり、その3週間後、今度は東京地検から罰金刑に処したという封書が届いた。「刑事事件としてはこれで一連の流れが終わり、加害者は前科一犯になった。その間、検察官から電話がかかってきて『相手のことどう考えているんですか』と言われた。『相手はお酒に酔って言ったらしいですよ』と聞かされたが、酔って『殺す』というのはない。酔っていてもシャレにならない、友達でもない、許す感情もない。謝罪の言葉も示談の話もなかった」と訴えた。
 
 さらに、「刑事と並行して民事というのは進む(ことが多い)ので、民事で『悪かったから100万慰謝料として出すから、処罰感情を軽くしてくれ』という交渉を普通はする」と説明。しかし実際の古谷氏は「刺されたわけではないので、取れたとしても30万40万ぐらいだろうということで、相手の資力もわからないから、民事の賠償は諦めようかなと思い、この事件は刑事だけになった」と語った。
 
 その上で、「刑事事件は基本的には0円でできる。しかし、警察署には4回ほど行き、時間がすごくかかった」と振り返った。
 
(『ABEMA的ニュースショー』より)

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