試合後の笑顔は眩しかった。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」11月10日の第1試合はKADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)が今期初のトップを獲得。7日の試合ではまさかの連続ラスの不運に見舞われたが「これでいったん流れを断ち切って、さらに頑張る」と健闘を誓った。
この試合は東家から内川、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、BEAST Japanext・猿川真寿(連盟)の並びで開始。東1局、内川は仕掛けてテンパイを入れるが、松本がリーチでまさかの三倍満ツモ。内川は当たり牌を抑えたものの、1万2000点の親被りと苦しいスタートに。
挽回の機会は東4局3本場。佐々木から満貫をアガって配給原点へ復帰すると、南1局の親番で大爆発だ。まずリーチ・ツモ・タンヤオ・赤の1万2000点。同1本場は仕掛けて3000点のツモ(+300点)。これでトップ目松本にほぼ並びとなり、同2本場は松本から2900点(+600点)の直取り。その後も南2局から3局連続でアガリを決め、この試合なんと7回のアガリ。今期初トップを逆転で獲得した。
試合後はまず「うれしいです」と一言。この日の対戦相手はそれぞれよく知った間柄ということで「結果にこだわらず殴り合いをしよう」と楽しみに臨んだことを明かした。アガリ7回の逆転トップ。リポーターから「風が吹いているんじゃないか?」と問われると「それなら“ロク、イチニ(6000.12000)”は被らないと思うんですけどね」と三倍満の親被りを持ち出して苦笑い。
熱烈な応援を送ってくれるファンへは「チームは非常にいい雰囲気でやってます。先日は不運なラスが2回連続であったので、これで流れを断ち切って、頑張っていきたいと思います」とメッセージを送り、サクラブレードと共に決めポーズとスマイル。その際はややもたついてしまい「(久しぶりだから)忘れちゃった」と照れ笑いも。ファンからは「かっけぇ」「かわいい」「いい笑顔」「今期初ブレードかw」「ナイストップ!」と多数のコメントが寄せられた。
旧知のライバルと「殴り合い」を楽しみ掴んだ初トップ。悪い流れを断ち切り、リーダーが中盤戦へ弾みを付けた試合だった。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)4万8500点/+68.5
2着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)3万5000点/+15.0
3着 BEAST Japanext・猿川真寿(連盟)9100点/▲30.9
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)7400点/▲52.6
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







