将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が11月11日、第36期竜王戦七番勝負第4局で挑戦者の伊藤匠七段(21)と対局を行っている。本局の立会人は永世竜王保持者の渡辺明九段(39)が担当している。対局2日目には「封じ手」を開封する重要任務も。初めての“立会人のおしごと”にファンも「練習したのかな」「てきぱきしてる」と大注目の様子だった。
渡辺九段は、竜王11期を含むタイトル獲得数31期。2023年は棋王戦五番勝負や名人戦七番勝負で藤井竜王とタイトル戦を戦うなど、第一人者として将棋界をけん引している。この第4局では、初の立会人を務めている。過去には女流タイトル戦などで立会人を務めたことがあったものの、八大タイトル戦では初。竜王戦は2日制とあり対局2日目の再開時には、封じ手の開封作業の重要任務をこなした。
これまでに竜王戦、名人戦、王将戦では“封じる側”として数えきれないほどの封じ手を経験している渡辺九段ながら、“開封側”は初。貴重な光景とあり、ABEMAの視聴者もその一挙手一投足に注目していた。
無駄のないテキパキとした動作で封筒を開封すると、対局再開を告げて任務は完了。ファンも「初めての開封」「練習したのかな」「てきぱきしてる」「いつも封じる側なのに」「サックサクやったな」「さっくり仕事早い」と見とれるほどだった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)