将棋では間違えない絶対王者も、好物の“境界線”は曖昧だった!?将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が、11月10・11日の両日に行われた第36期竜王戦七番勝負第4局で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り、シリーズ4連勝で防衛3連覇を飾った。局後の会見では、開催地・北海道小樽市の海の幸の感想を問われる場面も。寿司ネタとして提供されたボタン海老を“好物”甘エビと誤認していたといい、「違いを正確にわかってなかった(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。
シリーズ開幕から3連勝で防衛“王手”で臨んだ第4局。舞台は北海道小樽市の旧ニシン御殿の「銀鱗荘」で行われた。小樽市と言えば、国内屈指の海鮮グルメが魅力の街。対局前日には、好きな寿司ネタを問われて「そうですね…いろいろあるんですけど、なんだろう」と“長考”しながらも、「甘エビは結構好きです」と語っていた。
本局の昼食メニューにも「握り寿司」がラインナップ。挑戦者の伊藤七段は対局1日目に、藤井竜王は2日目に“勝負メシ”として注文した。全10貫の寿司ネタは本マグロ、平目、ホタテ、ボタン海老、サンマ、北寄貝、シャコ、アナゴ、いくら、ウニと豪華食材がズラリ。藤井竜王の好物の甘エビは入っていなかったが、大ぶりのボタン海老がお重の中央地点で存在感を放っていた。
対局に勝利した藤井竜王は、防衛3連覇を達成。終局後には記者会見に応じ、その喜びを語った。質問には、昼食やおやつに提供された「小樽グルメ」の感想も。まずは地元を挙げての対局開催協力に感謝を述べるとともに、「海の幸を中心にとても美味しくいただきました。おやつもすごく美味しかったですし、リフレッシュして対局に集中して臨めたかなとも思っています」とコメントしていた。
しかし、提供された寿司ネタに「甘エビは無かったですが」と問われると、「そうだったんですか(笑)。それは全然意識してなかった…」と一瞬“はてな(?)”顔に。「そう言われてみると、甘エビとボタン海老の違いを実は正確にわかってなかったです」と語り、照れ笑いを浮かべていた。
意外な“弱点”に、ファンは爆笑。「ギャップがたまらんw」「まじか!」「エビならなんでもいい聡太w」「エビの判別は今後の課題やな」「そこはわかるやろw」「可愛い過ぎる」「将棋と鉄道以外わかんない」など、ツッコミのコメントが押し寄せていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)