麻雀プロ団体・日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「雀王」をかけた雀王決定戦の最終日(4日目)が11月13日に行われ、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」U-NEXT Piratesでも活躍する仲林圭が優勝、悲願の初雀王に輝いた。
今期のMリーグでは個人スコア首位に立つなど絶好調の仲林が、ついに所属する自団体の頂点に立った。最終日を首位で迎えた仲林だが、前半は堀慎吾の猛攻に防戦一方。1、2回戦と連勝を許し、自身はラス、3着。この時点で堀に約170ポイントのリードを許し、残り3回の半荘で再逆転を狙うことになった。
しかし、ここから仲林が逆襲。3回戦を2着でまとめると、続く4回戦で5万点の大トップ。堀との差を約40ポイントまで縮め運命の最終戦を迎えた。最終戦は、どちらが勝ってもおかしくない一進一退の攻防だったが、南1局、仲林の親番で鋭い鳴きからの1万2000点、さらに堀とのリーチ対決を制しての3900点。この2回のアガリが決め手となり、団体最高タイトルである雀王初戴冠となった。
優勝決定の後、対戦者と握手を交わして感極まった様子も見せた仲林は、インタビューで「ついに雀王を取ることが出来ました。これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。今後も協会のトップとして恥じない活躍をしていきます」と、笑顔で今後の活躍を誓っていた。
【試合結果】
1位 仲林圭 +59.6
2位 堀慎吾 +15.1
3位 浅井堂岐 ▲33.7
4位 矢島亨 ▲43.0
【最終結果】
1位 仲林圭 +240.3
2位 堀慎吾 +176.5
3位 浅井堂岐 ▲68.4
4位 矢島亨 ▲350.4
◆雀王 日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル。1年をかけてリーグ戦を行う。最上位のA1リーグ(15人)は全10節を戦い、上位3人が決定戦に進出。前年度優勝の雀王を含めた4人で争う。決定戦は4日に分けて、半荘20回戦を行う。
◆日本プロ麻雀協会 2001年に設立。主なタイトル戦は雀王、雀竜位、女流雀王、日本オープンなど。五十嵐毅代表理事。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)