＜大相撲十一月場所＞◇二日目◇13日◇福岡・福岡国際センター
“30年に1人の大器”と呼ばれる十両五枚目・大の里（二所ノ関）が、巨漢の十両七枚目・大翔鵬（追手風）を電車道で圧倒。押し出しで下して初日から2連勝を飾り、「強すぎるよ君」「えげつない」とファンも盛り上がった。
新十両で臨んだ九月場所では12勝を挙げ、千秋楽まで優勝争いに絡んだ“規格外の大器”大の里。十一月場所二日目に対戦したのは、関取最重量198キロの経験豊富な力士・大翔鵬だ。
初顔合わせの一番、右四つに組んでからまわしが切れると、大翔鵬が押し出そうとして前のめりに両手がつく一方、大の里は粘りながら土俵を割るという、際どい展開に。物言いがつき協議をした結果、両者の体が落ちるのが同時と判断され、取り直しとなった。
取り直しの一番では、立ち合い胸から当たった大の里が一気に寄り切って圧勝。まさに電車道の押し出しで巨漢・大翔鵬を下した。勝負がついた後、大の里は大翔鵬が土俵下に転落しないようしっかりと手をつかむ気づかいも見せていた。勝った大の里は初日から2連勝で好スタートを切った。敗れた大翔鵬は2敗目の黒星を喫した。
大器・大の里が電車道で巨漢力士を圧倒すると、ABEMAの視聴者からは「強すぎるよ君」「えげつない」「怪物」と興奮の声が殺到。手を出して相手力士を気づかう姿にも「握手かっこよ」「ガッチリ握手」「最後に握手。いいね」と称賛のコメントが相次いでいた。
（ABEMA／大相撲チャンネル）
