Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、11月14日の第1試合に出場する4選手を発表した。U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)は先日、所属する日本プロ麻雀協会の最高峰タイトルである「雀王」を初めて獲得したばかり。Mリーグでも個人スコア首位に立っており、最高のシーズンを送っているが、さらに数字を伸ばせるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvsサクラナイツvs雷電vsPirates
これまで数々のMリーガーが所属団体の最高峰タイトルを引っ提げて加入してきたが、仲林はMリーグしてから獲得したパターン。いつ取ってもおかしくない実力の持ち主ではあったが、Mリーグで注目されるようになり2シーズン目の最中に獲得したことは、大舞台での経験も作用したと考えていいだろう。所属団体の「顔」にもなっただけに、より責任感を強く持って戦う「雀王・仲林」の麻雀に注目だ。
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)も、雀王のタイトルを獲得してからMリーグ入りの扉を開いた選手。今期の雀王決定戦でも、最終日まで仲林とのマッチレースでタイトルを争った。昨期、今期とMリーグでは成績が伸び悩んでいるが、その実力は誰もが認めるところ。至極の一局を作れれば、試合後に見せるはにかみ笑顔が戻ってくる。
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)も、もともとは協会所属。雀王は3連覇を含む4度も獲得している。今期、Mリーグでは絶不調を極め、なんと個人最下位の36位。これが本来の実力による数字ではない。対戦相手としては、いかに眠ったままにするかがポイントになるが、息を吹き返した時の爆発力は想像するだけでも恐ろしい。
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)も、所属団体のトッププレーヤーとして、所属プロたちに背中を見せてきた。現在は国内最大級のプロ・アマ大会「麻雀最強戦」を2連覇中で、この冬に3連覇を狙っている。偉業達成に弾みをつける上でも、好調のMリーグでさらに数字を積み上げたい。
【11月14日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人36位 ▲238.9
KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)個人26位 ▲68.6
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人7位 +115.2
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人1位 +224.3
【11月13日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +298.2(28/96)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +274.5(30/96)
3位 TEAM雷電 +124.8(30/96)
4位 渋谷ABEMAS +88.4(30/96)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +37.9(28/96)
6位 EX風林火山 +36.0(30/96)
7位 赤坂ドリブンズ ▲129.8(28/96)
8位 BEAST Japanext ▲301.1(30/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲428.9(30/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)