久保建英が心身の成長、そして自信を垣間見せた。日本代表は11月15日、翌日のミャンマー代表戦(ワールドカップ・アジア2次予選)に向けた前日練習を実施。14日から合流していた久保はランニング中からリラックスした表情を見せ、ロンド(パス回し)では大声を出しながら持ち前の華麗なテクニック、そして身体を投げ出しての鋭いスライディング・タックルなどを披露した。
練習後のメディア対応では、所属先のレアル・ソシエダにおけるパフォーマンスに関しても質問が飛ぶ。今シーズンは4試合出場で4ゴールを挙げた9月はラ・リーガ月間MVPを受賞し(日本人初)、自身初のチャンピオンズリーグ(CL)でも決勝トーナメント進出に大きく貢献するなど大活躍。ラ・リーガではもちろん欧州最高峰の舞台であるCLでも2人、3人のマークが付くケースもある。ただ、久保はそんな状況すらも楽しんでいる。
「やっぱり楽しいですよ。どのチームとやっても相手の注目選手みたいなのをウチの監督も挙げてますし、そういう中で(マークが)2、3人ついてくるっていうことは僕が相手の注意人物に挙げられているのかなとか考えながらプレーしてます。すごく楽しいです」
日本人で初めてバルセロナの下部組織に入って10代前半から注目されてきた天才レフティーの久保は、2019年に18歳5日で日本代表デビュー。当時と今の違いを問われると、「違うっていうか、良い選手にはなっていると思いますね。当時はやっぱり勢い任せのところもあって。今は実力が上がっているので、落ち着いているかなと思います」と改めて自信を見せた。
リーガやCLで活躍し、心身ともに逞しくなっている久保。今回のワールドカップ予選に向けても、「みんなの期待に応えられるような活躍はしたい。やっぱり普段は画面越しで見てる人がほとんどだと思うので、日本人のみなさんが見てくれる前で自分らしいプレーをいつも通りのプレーを出していけたらなと思います」と意気込んだ。
まずは今日のミャンマー戦で、ヨーロッパのトップクラブすらも警戒する久保のパフォーマンスに注目したい。
▼日本代表の11月シリーズ概要
開催日時:11月16日(木)19:00キックオフ
対戦相手:ミャンマー代表
会場:大阪/パナソニックスタジアム吹田
テレビ放送:テレビ朝日系列にて全国生中継/ABEMAにて生配信
開催日時:11月21日(火)23:45キックオフ(日本時間)
対戦相手:シリア代表
会場:ジッダ(サウジアラビア)/プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム
テレビ放送:未発表
(ABEMA/サッカー日本代表)