<大相撲十一月場所>◇中日◇19日◇福岡・福岡国際センター
怒涛の8連勝を飾り、ここから勝ち越しなるか。実況席も思わず「伝説の始まり」を期待した。左脚痛から復帰した前頭筆頭・朝乃山(高砂)が、大関・貴景勝(常盤山)を下手投げで下し、復帰戦で白星をあげた。
土俵際の捨て身の投げが白星を手繰り寄せた。立ち合いから何度もまわしを狙いに行く朝乃山だったが、貴景勝は接近を阻み続ける。その後、貴景勝は激しい突き押しで土俵際に追い込むも、組み合う形となり、朝乃山は下手投げに出た。両力士とも勢いよく土俵下に落ちる際どい勝負に物言いがついたが、行司軍配通り朝乃山が白星。見事、復帰戦を飾った。
今場所で勝ち越しを決めるためには、残り7戦を全勝しなければならない。しかし朝乃山は元大関と実績・実力共に十分。この取組を受け、ABEMAで実況を務めていた舩山陽司アナウンサーは「これで朝乃山、伝説の始まりが。大関を破って、八日目からの復帰戦を飾りました」とコメント。
同じく解説を務めていた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「朝乃山は貴景勝の突き押しをこらえてまわしを取ればなんとかなると考えていたのが、その通りになりましたね」と指摘。それから「朝乃山良いんじゃないですか。8連勝するんじゃないですか?」と期待していた。
九日目、朝乃山は大関・霧島(陸奥)と対戦する。復帰した朝乃山が上位陣にとって、恐怖の存在となることは間違いないだろう。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
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