競技の選手は、試合中とそれ以外のオンとオフの切り替えが重要だ。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」でも、36選手が真剣な様子と、力を抜いた素の様子を交互に見せるあたりが人気を支えているが、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)が脱力した時の表情は、なんともほんわかした雰囲気を周囲に振りまいた。
試合に出場する各選手の恒例になっているのが、当日の実況者からの事前取材。この日、高宮にとっては連盟の先輩にあたる日吉辰哉(連盟)が当番だった。スタジオのロビーにあたる場所で座りながら取材を受けた高宮だが、話し始める前に日吉がSNSで公開するようの写真を撮ったが、その時の表情は第1試合を控える選手には見えないほどリラックスしていた。
カメラを向けていた日吉も思わず「全然気合入ってない顔」と吹き出すと、高宮本人も「んひっ」と微笑み返し。それでも選手としての近況や、今期初勝利に向けての意気込みを聞かれると「(トップを狙うことで)自分の良し悪しの判断が狂うのは嫌なので、焦る気持ちで判断はしたくないです」と、選手モードに切り替えててきぱきと答えていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)