続くメンテナンス 小林剛、新データが揃うのはいつか 復活かけた今期10戦目/麻雀・Mリーグ
【中継】大和証券 Mリーグ 麻雀格闘倶楽部vsABEMASvsフェニックスvsパイレーツ

 Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、11月27日の第1試合に出場する4選手を発表した。U-NEXT Pirates・小林剛(麻雀連合)は今期10戦目。安定感抜群の強さを誇る“麻雀ロボ”だが、今期はとにかく苦戦続き。そろそろ新シーズンの各選手データも揃い始めるところだが、ロボのメンテナンスは終わるのか。

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 小林といえば、データ・効率を徹底的に追求した雀風で、大きく感情を動かすこともなく常に冷静。微笑むことはあっても、飛び跳ねて喜ぶことはないという選手だ。9戦して4ラスは、小林の実力からすれば極端なマイナスに見えるが、本人はこれも確率の一部と消化しているかもしれない。開幕前の準備より、シーズン中の選手の動向を重視するタイプだけに、そろそろ反撃の準備を完成させているかもしれない。

 開幕から苦戦が続くのはセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)も同様。8戦してトップ1回は、まだまだ物足りないだろう。唯一のトップは「打点女王」のブランドを一度忘れて、軽いアガリを重ねた結果。その気になれば、いろいろできる天才肌。今期は少しイメージを変えて、バリエーション豊かな戦い方も見られそうだ。

 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)は、とにかく今期初勝利が欲しい。チームのムードメーカーとして過去4年プレーしてきたが、その明るさも自身の成績がプラスだからこそ務められるもの。足を引っ張る感覚が出てくれば、やはり気を使うことも増えてくる。逆に言えば、日向が勝って控室に戻ってくれば、雰囲気は今まで以上にパッと明るくなる。

 不調からの脱出を狙う3人を相手にするのがKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)。一時は個人スコア首位に立つも、その後はじりじりとポイントを減らし「魔王」らしさが、少し見えない。序盤にリードを持つ展開になれば、後半になるほど徹底的に相手を叩きのめすような超強気な打ち筋が増える。眠りかけている魔王は、再び目を覚ますか。

【11月27日第1試合】

KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人8位 +123.3
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)個人31位 ▲145.3
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)個人33位 ▲174.9
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)個人30位 ▲136.0

【11月24日終了時点での成績】

1位 EX風林火山 +267.0(36/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +247.3(36/96)
3位 U-NEXT Pirates +203.6(36/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +193.5(34/96)
5位 赤坂ドリブンズ +97.4(36/96)
6位 渋谷ABEMAS +57.3(36/96)
7位 TEAM雷電 +41.5(36/96)
8位 BEAST Japanext ▲523.7(36/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲583.9(34/96)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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