やっと笑顔になれた 日向藍子、今期9戦目で待望トップ 喜びじんわり「焦ることなく打てました」/麻雀・Mリーグ
【映像】初勝利にガッツポーズ&笑顔の日向藍子

 昨年王者がようやく全員トップ獲得だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」11月27日の第1試合は渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)が今期初勝利。試合後は両手でガッツポーズ、いつもの明るい笑顔を振りまいた。

【映像】初勝利にガッツポーズ&笑顔の日向藍子

 この試合は東家からKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、日向、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)の並びで開始。東3局2本場、中と發を鳴き、西と七万のシャンポン待ちで混一色をテンパイ。親リーチの小林、また2軒目の佐々木のリーチに対しても危険牌を切り飛ばす。元来、守備に重きを置く日向が繰り出す積極策に、ファンは「激突だ」「熱いねえ!」「たのむ!」「ぶつかったぞ!!」と大興奮。結果は佐々木がツモアガリを決めたが、気迫あふれる日向にファンからの期待も高まった。

 初アガリは東4局、リーチ・一発・ツモ・平和・赤の8000点で佐々木に迫る。南2局は日向の思い切りの良さが発揮された。赤5索単騎待ちでテンパイを取ると、これを果敢に即リーチ。そして一発ツモだ。リーチ・一発・ツモ・赤・ドラの1万2000点。ダマテンを予測していた解説の河野直也(最高位戦)は思わず「失礼しました、すいません本当に!」と平身低頭だ。これで佐々木をまくってトップ目に立つと、得意の守備力も発揮してトップのままゴールイン。自身9戦目にして初勝利を手に入れた。

 勝利者インタビューでは笑顔と共にガッツポーズ。勝てない時期がやや続いたが、その間も「気持ちは焦ることなく打てていた」と内容を振り返った。南2局の赤5索単騎待ちリーチについては「いい雀頭待ちにはならない形。じゃあ一番高く、赤5索やってみますか!ぐらいの気持ちで。ラッキーでしたね」と望外の結果にニコニコ。

 これで昨年優勝チームも全員がトップを獲得。「しっかりチームメイトと共に加点して、上を目指して頑張ります」と意気込みを伝えると、待望の初トップを共に喜ぶファンから「初トップおめでとうございます!」「こっから積み上げるぜ!」「おめでとう日向~!大好きだよ」と熱いエールが多数寄せられた。

 エース多井隆晴(RMU)は自身のSNSで「今までで1番良い」と絶賛。例年、レギュラーシーズンで抜群の安定感を発揮する日向、今期はやや出遅れたがこれで一安心。まだ抜け出るチームがいない中で、昨年王者が全員一丸で上位を目指す。

【第1試合結果】

1着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)3万8700点/+58.7
2着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)2万4600点/+4.6
3着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)2万4100点/▲15.9
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)1万2600点/▲47.4

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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