このひと手間が大事なんです。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」11月27日の第1試合。渋谷ABEMAS・日向藍子（最高位戦）が1巡ダマテン、その後に待ちが変わってリーチをしたところ、見事な一発ツモで満貫をゲット。この好プレーにファンも大いに盛り上がった。
東4局、日向は五万が雀頭の二・五万待ちでテンパイ。この亜リャンメン待ちはダマテンに構えた。解説の河野直也（最高位戦）は「平和になる変化。自分で3枚使っているのが嫌だったんでしょうね」と思考を説明した。すると、次巡に六万を引いて平和でリーチ、次巡に七万を引いて、リーチ・一発・ツモ・平和・赤の8000点のアガリをゲットした。
1巡ダマテンの好判断、ファンは「いっぱつー！！」「ナイスダマ判断」「これはご褒美」と大喜びだ。河野はこのアガリに「これはダマテンからの選択がお見事でした！リーチを打つ人も赤1だったんでいっぱいいると思うんですが（日向は）焦らず。この後の戦い方も非常に気分よく打てる」と絶賛した。
このアガリをきっかけに日向はトップ争いへ加わり、南場の親番でさらに加点、今期初勝利を掴んだ。1巡じっくり煮込んでリーチ、ママ雀士がひと役を追加してからの一発ツモは極上の味に仕上がった。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
