佐々木勇気八段、10年ぶり本戦へ向けて前進なるか 強豪・野月浩貴八段と対局開始 勝者は午後2時から二次予選決勝/将棋・朝日杯
【映像】野月八段VS佐々木八段 注目の朝日杯二次予選

 朝日杯将棋オープン戦二次予選が11月29日に行われ、野月浩貴八段(50)と佐々木勇気八段(29)が午前10時から対局を開始した。勝者は同時刻から行われている中村太地八段(35)対 中村亮介六段(38)戦の勝者と、午後2時から本戦出場をかけて対戦する。

【映像】野月八段VS佐々木八段 注目の朝日杯二次予選

 野月八段は、1996年10月に四段昇段。竜王戦3組、順位戦C級1組。タイトル経験はないが、棋戦優勝は2回の実績がある。朝日杯は2014年度の本戦トーナメント出場が最高成績。今期は一次予選からの出場で屋敷伸之九段(51)、中川慧梧アマ(31)、勝又清和七段(54)に勝利し二次予選進出を決めた。

 佐々木八段は、2010年10月に四段昇段。竜王戦2組(1組:2期)、順位戦A級(A級:1期)。棋戦優勝は若手棋戦の加古川青流戦で1回。若きころからその才能を高く評価された居飛車党で、「横歩取り勇気流」で2017年度将棋大賞の升田幸三賞を受賞した。本年度の朝日杯は一次予選シードで、本局が初戦。2013年度の第7回大会以来10年ぶりとなる本戦トーナメント進出を目指す。

 両者の過去の対戦成績は4局あり、佐々木八段の3勝1敗となっている。約3年ぶりとなる対戦を制し、予選決勝戦に進むのはどちらか。振り駒の結果、先手は野月八段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井聡太竜王・名人。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第17回 朝日杯 二次予選 野月八段 対 佐々木八段/第1局勝者
【中継】第17回 朝日杯 二次予選 野月八段 対 佐々木八段/第1局勝者
羽生善治九段が「達人戦」初V 丸山忠久九段との決勝制し棋戦優勝数を歴代最多46回に更新