Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、11月30日の第1試合に出場する4選手を発表した。それぞれ個性を持つ男性4選手が集まった卓組みになり、重厚な戦いが繰り広げられるはず。勝つのはスマートな打ち筋か、腕っぷしでねじ伏せる麻雀か。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vs麻雀格闘倶楽部vsABEMAS
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)は前回登場時、ついに待望の今期初トップ。Mリーグでは実に約1年ぶりのトップとなり、試合終了直後には万感の思いが込み上げた。トンネルさえ抜けてしまえば「ゼウス」と呼ばれる独特の選択にブレーキがかかることもない。見たこともないようなオリジナル手順がファンの度肝を抜く。
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)は、好成績だった過去のシーズンと比べればほぼプラスマイナスゼロの成績は不本意だろうが、それでも成績をまとめているあたりはさすが。どんな状況でも雑に打たないところは、丁寧な仕事をしてきた元料理人らしいところだ。ドスンと音がするような迫力満点のツモアガリがあれば、あとはどんな相手でも豪快に料理するだけだ。
静けさの中に闘志が溢れるのはKONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)。試合中の所作はプロの間でも手本とされることも多く、常に美しく打ち続ける。正攻法の麻雀で、後輩の指導にも熱心だが、やはり戦いの場で活躍することが最大の手本にもなる。パタリと静かに倒した牌は、強烈な高打点であることも多いだけに、一瞬も目は離せない。
思いを牌にぶつけるタイプなのが渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)。Mリーグ入りしたころは若手のホープだったが、今やプロ麻雀界を引っ張る中堅に近づいてきた。覚悟を決めて「タンッ!」と牌を河に放つ姿も様になっている。メガネのフレームとともにキラリと光る目は、どんなアガリを見定めているか。
【11月30日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人31位 ▲148.3
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人19位 +2.2
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人13位 +69.2
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)個人12位 +70.5
【11月28日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +279.4(38/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +247.3(36/96)
3位 U-NEXT Pirates +226.7(38/96)
4位 赤坂ドリブンズ +133.4(38/96)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +125.2(36/96)
6位 渋谷ABEMAS +58.8(38/96)
7位 TEAM雷電 ▲97.4(38/96)
8位 BEAST Japanext ▲433.2(38/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲540.2(36/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)