Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2023-24」、12月1日の第1試合に出場する4選手を発表した。2023年度の「ユーキャン新語・流行語大賞」に阪神タイガースの優勝を意味する「アレ(A.R.E)」が選ばれたが、験担ぎで今期の目標に「アレ」を掲げていたのがTEAM雷電。リーグ7位と沈む中、反撃の12月とすることができるか。
【中継】大和証券 Mリーグ サクラナイツvsフェニックスvs雷電vsPirates
昨期、初めてファイナルシリーズ進出を果たしたTEAM雷電だが、今期はさらに上の目標をアレ、つまり初優勝に定めた。開幕からしばらくは各選手とも安定した成績を残しリーグ上位に顔を出していたが、不運によるラスも重なって▲97.4まで沈んだ。ここはベテラン瀬戸熊直樹(連盟)の力で、もう一度アレに向かって前進を始めたい。
月変わりで流れを変えたいのはセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)。鳴り物入りでMリーガーとなったものの、9戦していまだトップなし。打ち筋に迷いはないが、普段通りに打っている結果が、ことごとく相手に捕まるという巡りの悪さが目立つ。成績によって打ち筋を変えることが最もよくないと言われる中、どこまで自分を信じて打ち続けられるか。
のびのびと打ち続ける結果が好循環を招いているのはKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)。自己最高のシーズンともいえる出来で、10年ぶりに発売した自身のカレンダーは控室に飾られ、仲間が拝む“守り神”にすらなっている。Mリーガー1年目、不安そうに打っていた姿は、今は微塵も見られない。入場シーンから堂々としている岡田が、今夜もライトの中心に立つ。
U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)は、難しい局面をくぐり抜けながら、きっちりとポイントを持ち帰っている。「戦闘民族」と呼ばれるが、今期は他選手でもかなり強気な攻めをしてくるケースも多いため、強引に競り合うというよりも、うまくタイミングをはかっている印象もある。とはいえバチバチの勝負も望むところ。最終盤、アガリトップのような展開にでもなれば、普段は涼やかな顔から鋭い視線が飛ぶ。
【12月1日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人5位 +144.9
セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)個人35位 ▲225.9
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人20位 ▲6.2
U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)個人15位 +40.8
【11月30日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +291.3(40/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +247.3(36/96)
3位 U-NEXT Pirates +226.7(38/96)
4位 赤坂ドリブンズ +133.3(40/96)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +123.1(38/96)
6位 渋谷ABEMAS +49.1(40/96)
7位 TEAM雷電 ▲97.4(38/96)
8位 BEAST Japanext ▲433.2(38/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲540.2(36/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)