新語・流行語大賞「観る将」がトップ10入り 脇謙二九段「ファンの間で育てていただいた言葉」
【映像】「観る将」受賞の喜びを語る脇九段

 「『現代用語の基礎知識』選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が12月1日に都内で行われ、「観る将」がトップ10入りした。式典には、日本将棋連盟の脇謙二専務理事が出席し「“観る将”という言葉はファンの間で育ていただいた」と感謝の言葉を述べた。

【映像】「観る将」受賞の喜びを語る脇九段

 藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が10月に前人未踏の八冠独占を達成したことで沸いた2023年の将棋界。「観る将」は将棋観戦に特化したファンを指した言葉で、会場では「指す人だけの楽しみだった場に最先端技術を取り入れた将棋界の勢いと『ライブ』で行われている現場に立ち会って応援したいというサポーター的感情の相乗効果で『観る将棋』という新しい将棋の楽しみ方が定着した」と解説された。

 表彰式には、日本将棋連盟専務理事の脇謙二九段が出席。「“観る将”という言葉は、将棋ファンで『ウェブ進化論』(ちくま新書)の著者・梅田望夫様より提案された。従来の将棋を指して楽しむというスタイルから、プロの将棋を観て楽しむことで将棋界に新しい風を吹き込み、多くの方々に新たな将棋の楽しみ方を提供してきた。(“観る将”という言葉は)ファンの間で育てていただき、今では一般化した言語となった。このことは、時代を超えて将棋が進化し続けている証」と受賞の喜びを語った。

 また、将棋界への応援に感謝するとともに、「将棋ファンの皆様と一緒に、この美しい将棋文化を普及・発展させていきたい」と述べた。
ABEMA NEWS)

【映像】「観る将」受賞の喜びを語る脇九段
【映像】「観る将」受賞の喜びを語る脇九段
【映像】今年の新語・流行語大賞に阪神タイガース「アレ」
【映像】今年の新語・流行語大賞に阪神タイガース「アレ」
藤井聡太竜王・名人、最新の対局予定・速報はここでチェック