【写真・画像】藤井聡太竜王・名人の圧倒的な成績 通算勝率8割超に数々の最年少記録も 年度別成績まとめ 1枚目
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 最年少14歳2カ月でプロ入りを果たして以来、数々の記録や圧倒的な成績を残し続ける藤井聡太竜王・名人。デビュー直後は、まだ少年のあどけなさも残していましたが、今では青年の々しさもまとってきました。その藤井聡太竜王ですが、2016年10月のプロデビューから、残してきた成績はまさに圧巻。改めてそのすさまじさを振り返ります。

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直近10局の成績(8月28日現在)8勝2敗

9月4日 ○ 永瀬拓矢九段 王座戦戦第1局
8月27、28日 ○ 渡辺明九段 王位戦戦第5局
8月19、20日 ○ 渡辺明九段 王位戦戦第4局
7月30、31日 ○ 渡辺明九段 王位戦戦第3局
7月17、18日 ● 渡辺明九段 王位戦戦第2局
7月6、7日 ○ 渡辺明九段 王位戦戦第1局
7月1日 ○ 山崎隆之八段 棋聖戦第3局
6月20日 ○ 伊藤匠七段 叡王戦第5局
6月17日 ○ 山崎隆之八段 棋聖戦第2局
6月6日 ○ 山崎隆之八段 棋聖戦第1局

藤井聡太竜王・名人が活躍するプロの将棋界とは

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 藤井聡太竜王・名人が大活躍するプロの将棋界とは、どんな仕組みになっているのでしょうか。まずプロである「棋士」になるためには、一部の例外を除いて「奨励会」という育成機関に入る必要があり、そのためには師匠に弟子入りをしなければなりません。奨励会は6級からスタートし、好成績を収めると級、さらには段が上昇していきます。最終的に三段リーグで上位2人に入ると四段に昇段、プロ入りすることができます。

 棋士は新四段が入る一方、年齢などで引退する人もいるため毎年、約160~170人になっています。四段から先は、通算成績やタイトル獲得、棋戦優勝などの条件を満たすことで昇段します。最高段位は九段です。藤井聡太竜王・名人は2020年に棋聖・王位のタイトルを獲得したことで、デビューからわずか4年ほどで八段まで昇段しました。

 将棋界には数々の名棋士が在籍しており、現役では国民栄誉賞も受賞したレジェンド・羽生善治九段や、最年少で名人を獲得した谷川浩司十七世名人、タイトル通算31期の渡辺明名九段などがその代表格と言えます。

竜王戦まとめ
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基本情報

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 ここで藤井聡太竜王・名人に関する基本的な情報をまとめます。藤井聡太竜王・名人は愛知県瀬戸市の出身。5歳だった2007年の夏、自宅の隣に住む祖母から教えてもらったことをきっかけに、将棋を覚えました。瞬く間に強くなった藤井聡太竜王・名人は、同年12月には地元の将棋道場に入ります。その後、小学4年生で奨励会に入るまで、数々の将棋大会で活躍。その名を知られることになります。

藤井聡太四段 炎の七番勝負
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藤井聡太竜王・名人の基本情報【プロフィール】

 藤井聡太竜王・名人のプロフィールですが、生年月日は2002年7月19日。プロ入りした14歳時は、名古屋大学教育学部附属中学校に通っていました。現在は、名古屋大学教育学部附属高等学校に通っていましたが1月末で中退。現在は将棋に集中する日々を送ることになっています。

 奨励会に入る際、師匠になってもらったのが、同じ愛知出身の杉本昌隆八段。藤井聡太竜王・名人がプロ入りしてからは師弟対決も度々実現しています。藤井聡太竜王・名人が初めてタイトルの挑戦した際には、師匠から対局時に着る和服がプレゼントされたことが本人・師匠の口から語られました。

名人戦・順位戦まとめ
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藤井聡太竜王・名人の基本情報【仕草など】

 デビュー以来、対局をすればもれなくテレビで中継されるほどの注目度がある藤井聡太竜王・名人ですが、その戦いぶりや棋譜だけでなく、仕草なども注目が集まっています。有名なのは「初手お茶」です。藤井聡太竜王・名人は、自分の最初の一手を指す前に、お茶を一口飲むことで知られています。これがファンの間で「初手お茶」と話題となり、現在でもそのルーティンは続いています。2021年3月からは緑茶飲料「伊右衛門」でも知られるサントリー食品インターナショナルと広告契約を結ぶことになりましたが、このルーティンも一つの要因になったかもしれません。

 対局中には、手元にある扇子をクルクルと回すことでも知られています。常にしているわけではなく、熟考をする時によく見られるようで、ファンからすればこの仕草の後に、しびれるような一手が出るのでは、という期待ポイントでもあります。また、席の横に置かれている脇息(きょうそく)に、ぐったりともたれかかり、ハンカチで目元を押さえる「ぐで」仕草も注目を集めました。過去のインタビューでは、目の前にある盤・駒の配置を脳内で逆転させ、相手側からの見た目を考えていると述べていました。

 今やタイトル戦の常連にまでなった藤井聡太竜王・名人ですが、注文するおやつのかわいらしさにも注目が集まり、注文をする度にそのおやつを求めるファンからの問い合わせが殺到、売り切れが続出するという事態にもなっています。

ご本人と一緒に観る 自戦対局
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成績

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 数々の記録を打ち立ててきた藤井聡太竜王・名人ですが、将棋界ではデビュー間もない若手棋士が、1年目に高勝率をあげることは珍しいことではありません。ただ藤井聡太竜王・名人のすごいところは、年々相手のレベルが上がっても、自らも成長し、8割を超える高勝率を維持しているところです。ここまでの戦いぶりを成績で振り返ってみましょう。

第3回AbemaTVトーナメント - 本編 - ついに決勝!
第3回AbemaTVトーナメント - 本編 - ついに決勝!
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藤井聡太竜王・名人の成績【2016年度】10勝0敗 勝率1.0000

 2016年10月に四段昇段、デビュー戦を12月24日に加藤一二三九段と戦った藤井聡太竜王・名人ですが、2017年3月までの2016年度は、なんと10局指して10勝0敗でした。デビュー戦から大注目だった天才棋士ですが、ここから年度をまたいで歴代最多の29連勝という大記録を続けていくことになります。

藤井聡太四段 炎の七番勝負 第7局 羽生善治三冠戦
藤井聡太四段 炎の七番勝負 第7局 羽生善治三冠戦
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藤井聡太竜王・名人の成績【2017年度】61勝12敗 勝率0.8356

 10月デビューの棋士にとって、翌年4月が「実質的なデビュー年度」と呼ばれますが、藤井聡太竜王・名人は、前年度の10連勝に続いて、年度が変わっても連勝記録を伸ばしていきます。特筆すべきは、なんといっても史上最多の29連勝。デビューからだけでなく、これまでの最多連勝記録を塗り替えてしまいました。この活躍ぶりは、将棋関連メディアだけでなく、多くのマスコミにも取り上げられ、一気に「藤井フィーバー」として社会現象につながっていきます。

 連勝を続けている最中に、ABEMAで放送された「藤井聡太四段 炎の七番勝負」では、当時3つのタイトルを保持していた羽生善治九段、この番組をきっかけに研究仲間となる永瀬拓矢王座など、7人の先輩棋士と対戦し、羽生善治九段に勝ったものも含めて6勝1敗と大活躍。その後の快挙ラッシュを予感させるものにもなりました。

 一つの節目となったのが、2018年2月に行われた朝日杯将棋オープン戦。予選、本戦を勝ち上がっていた藤井聡太竜王・名人は、準決勝で羽生善治九段、決勝で広瀬章人八段を破り、一般棋戦・全棋士参加棋戦で最年少優勝。同時に最年少六段昇段も果たしました。

 年度末には、活躍した棋士を表彰する「将棋大賞」で、特別賞・新人賞・最多対局賞・最多勝利賞・勝率1位賞・連勝賞・名局賞特別賞と、実に7つの賞を受賞しました。

第1回AbemaTVトーナメントinspired by羽生善治 - 本戦対局集
第1回AbemaTVトーナメントinspired by羽生善治 - 本戦対局集
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藤井聡太竜王・名人の成績【2018年度】45勝8敗 勝率0.8491

 最年少記録ラッシュだった2017年度に比べ、「記録」という意味では数が減った藤井聡太竜王・名人でしたが、その強さは確実に増しました。5月には「竜王戦ランキング戦連続昇級」という昇段規定をクリアして最年少で七段に昇段。1年の間に3つも段位を上げたのは史上初の例となりました。また、前年度優勝した朝日杯将棋オープン戦では、準決勝で行方尚史九段、決勝で渡辺明名人をそれぞれ下して2年連続優勝を果たしました。

 ただ、名人挑戦へとつながる順位戦では、足踏みをすることになります。C級1組では開幕から8連勝していましたが、9局目で近藤誠也七段に敗戦。10局目には勝利して9勝1敗となりましたが、前年成績を元にした順位で他の3人を下回り、1期抜けに失敗しました。

 シードとなる棋戦もあったことで、対局数そのものは前年度を下回りましたが、勝率はさらにアップ。歴代3位に入る高勝率を残しました。

ご本人と一緒に観る 自戦対局 - 2020 - [藤井二冠と一緒]羽生竜王 対 藤井五段 第11回 朝日杯将棋オープン戦 準決勝
ご本人と一緒に観る 自戦対局 - 2020 - [藤井二冠と一緒]羽生竜王 対 藤井五段 第11回 朝日杯将棋オープン戦 準決勝
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藤井聡太竜王・名人の成績【2019年度】53勝12敗 勝率0.8154

 2019年度の藤井聡太竜王・名人は活躍と試練を繰り返しました。年度をまたいで行われていた竜王戦4組ランキング戦では、史上3人目となる3期連続優勝を達成。3年連続での本戦出場を果たしました。また、非公式戦では、前年も行われた超早指し戦「AbemaTVトーナメント」に2年連続優勝。若手有利とも言われる早指しですが、独特のルールで行われる同棋戦でもその力を存分に発揮しました。また、前年度はあと一歩で逃した順位戦C級1組からB級2組への昇級も、文句なしの10戦全勝で決めました。

 ただ、期待された最年少タイトル挑戦については、あと一歩で逃しました。それが王将戦です。初参加となった王将戦の挑戦者決定リーグ戦は、最終局を前に4勝1敗とし、勝てば初の挑戦というところでしたが、広瀬章人八段に対して勝勢だったところから、最終盤にまさかのミスで逆転負け。デビュー以来、目標としてきたタイトル挑戦を寸前で逃してしまいました。このころは珍しく師匠・杉本昌隆八段に「手が見えない」と不調についてこぼしていたことが明かされています。

第2回AbemaTVトーナメント - 本戦
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藤井聡太竜王・名人の成績【2020年度】44勝8敗 勝率0.846 ※最優秀棋士賞


 4月に史上初となる竜王戦ランキング戦4期連続優勝を飾ったところからスタートした藤井聡太竜王・名人の2020年度ですが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言での対局延期はあったものの、大きく飛躍する年になりました。6月に棋聖戦で最年少でのタイトル挑戦権を獲得すると、渡辺明名人から3勝1敗で奪取、最年少タイトル獲得記録を、17歳11カ月で塗り替えました。続いて7月には木村一基九段から王位のタイトルも奪取。同じく最年少でのタイトル二冠とともに、八段昇段も果たしました。逆に王将戦では挑戦者決定リーグ戦から陥落する悔しいこともありましたが、一般棋戦の銀河戦でも初優勝を成し遂げました。

 また、2月に行われた朝日杯将棋オープン戦では2年ぶり3度目の優勝。準決勝では渡辺明名人に対して、敗色濃厚な局面からの大逆転劇が話題となりました。順位戦ではB級2組を10戦全勝で1期抜けを果たし、B級1組に昇級が決定。年度の勝率では8割超えを果たし、史上初となる「4年連続勝率8割」を達成しました。また、竜王戦では2組ランキング戦で決勝に進出。5期連続での本戦出場も果たしました。

 団体戦となった非公式戦・第3回AbemaTVトーナメントでも大活躍。永瀬拓矢王座、増田康宏六段とチームを組むと、優勝候補の筆頭に挙げられ、各チームからマークされるものの、タイトル戦で多忙を極める中でも白星をつなげ、見事に優勝を果たしました。

 さらに、年間表彰にあたる「将棋大賞」では、初の最優秀棋士賞を受賞。勝数(44勝)、勝率(.846)の2部門でトップになったほか、新手・妙手を表彰する「升田幸三賞」、熱戦などに送られる「名局賞」で、どちらも特別賞に選ばれるなど、まさに「第2次藤井フィーバー」となった2020年度を締めくくる受賞ラッシュとなりました。

王位戦まとめ
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藤井聡太竜王・名人の成績【2021年度】52勝12敗 勝率.8125 ※最優秀棋士賞

 前年度に最優秀棋士賞に輝いた藤井聡太竜王・名人ですが、2021年度も白星スタート。竜王戦では2組ランキング戦で優勝を果たし、史上初となるランキング戦5期連続優勝を達成。デビュー年度からランキング戦で一度も負けることなく、最上位の1組入りを決めました。その後、本戦でも勝ち進み豊島将之竜王への挑戦権を獲得しました。昨年度獲得した棋聖は、五番勝負で渡辺明名人に3勝0敗のストレート勝ちを収め、18歳11カ月で最年少でのタイトル防衛と九段昇段を果たしました。お~いお茶杯王位戦七番勝負では豊島将之竜王を迎え撃ち、4勝1敗で防衛成功。叡王戦五番勝負では逆に豊島将之叡王に挑戦し、フルセットの末に奪取。自身初、最年少での三冠を達成しました。また、竜王戦七番勝負でも豊島将之竜王を相手に4連勝で奪取に成功。最年少での四冠を達成し、棋士の序列1位にも立ちました。さらに2022年に入り行われたALSOK杯王将戦七番勝負でも、渡辺明王将を相手に4連勝のストレートで奪取。最年少での五冠を成し遂げました。また順位戦B級1組では10勝2敗のトップで、自身初のA級入りを決めました。

第5回ABEMAトーナメント
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藤井聡太竜王・名人の成績【2022年度】53勝11敗 勝率.8281 ※最優秀棋士賞

 藤井聡太竜王・名人は新年度初対局が叡王戦五番勝負の第1局と、いきなりタイトル防衛戦からスタートを切りました。棋聖戦五番勝負では研究パートナーでもある強豪・永瀬拓矢王座、王位戦七番勝負では前期に続き豊島将之九段とのシリーズをそれぞれ制し、最年少・最速でタイトル通算10期に到達しました。さらに初防衛がかかる竜王戦七番勝負では広瀬章人八段、王将戦七番勝負ではタイトル100期を狙う"レジェンド"羽生善治九段が挑戦者に。大激戦の末に番勝負を制し、保持する5つすべてのタイトルの防衛に成功しました。活躍は防衛戦だけでなく、棋王戦初挑戦を決めると、渡辺明棋王を3勝1敗で破り初奪取。史上2人目、20歳8カ月で最年少六冠保持者となりました。また、朝日杯将棋オープン戦、銀河戦、NHK杯テレビ将棋トーナメント、将棋日本シリーズの4つ一般棋戦すべてで優勝を飾る史上初の"グランドスラム"を達成。例年にも増して偉業続きの1年で、3年連続3度目となる将棋大賞「最優秀棋士賞」、「最多勝利賞(53勝)」、「勝率賞(53勝11敗、0.828)」に輝きました。

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藤井聡太竜王・名人の成績【2023年度】46勝8敗1分 勝率.8518 ※最優秀棋士賞

 藤井聡太竜王・名人の新年度1局目は、最年少名人獲得を目指す名人戦七番勝負から。同時期に叡王戦五番勝負でタイトル防衛を目指すなど、六冠保持者らしい滑り出しになりました。叡王戦では振り飛車党の菅井竜也八段を相手に3勝1敗で防衛に成功。3連覇を果たしました。また初挑戦となった名人戦七番勝負では渡辺明名人を4勝1敗で下し、史上最年少20歳10カ月で名人に。同時に羽生善治九段以来となる七冠も達成しました。史上初の八冠独占に向かう中、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負では佐々木大地七段を3勝1敗で下し、同タイトル4連覇を達成しました。また、同じく佐々木大地七段を相手に、王位戦七番勝負も4勝1敗で制し、4連覇を果たしました。そして王座戦五番勝負では、永瀬拓矢王座を相手に3勝1敗で奪取に成功。ついに史上初となる八冠独占を果たし、まさに将棋界の頂点に立ちました。将棋日本シリーズ JTプロ公式戦では決勝で糸谷哲郎八段を下し、連覇を果たしました。新年初のタイトル戦となったALSOK杯王将戦七番勝負では挑戦者の菅井竜也八段をストレートで下し3連覇。大山康晴十五世名人の記録を抜いて、タイトル戦20連勝という大記録を作りました。さらに棋王戦コナミグループ杯五番勝負でも伊藤匠七段を相手に持将棋が1局ありましたが、3連勝で防衛。タイトル戦21連勝としました。

ABEMAトーナメント2023
ABEMAトーナメント2023

今後の期待される成績・記録

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 長い将棋の歴史にあって、抜きん出た成績を残し続けている藤井聡太竜王・名人ですが、今後も期待される成績・記録はたくさんあります。年度の成績としては、デビュー以来継続している勝率8割超えは、2022年度も継続しました。またついに達成した史上初の「八冠独占」ですが、タイトル戦では合計21期連続で獲得に成功しており、どこまで記録を伸ばし、最多99期を誇る羽生善治九段にどこまで迫れるかも注目です。

第3回AbemaTVトーナメント 渡辺明名人 対 藤井聡太二冠
第3回AbemaTVトーナメント 渡辺明名人 対 藤井聡太二冠

成績・対局について知れるサービス

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 対局する度に注目される藤井聡太竜王・名人ですが、成績・対局について知れるサービスはいくつかあります。まず対局の生中継としては「ABEMA」があります。全てのタイトル戦、一部の一般棋戦さらに非公式戦も配信されています。解説・聞き手といった基本のスタイルから、「SHOGI AI」という解析システムを採用、局面の勝率を%表示し、視聴者にわかりやすく伝えています。また「囲碁・将棋チャンネル」では王将戦のほか、銀河戦も放送されています。「NHK」では、長い歴史を誇るNHK杯将棋トーナメントが放送されています。

 棋譜を見るなら日本将棋連盟モバイル「将棋連盟ライブ中継」が有名です。ほぼ毎日、注目の対局が複数紹介されます。盤面、棋譜、コメントとともに表示され、映像による中継がない時には、多くの将棋ファンがこのサービスで次の一手が更新されるのを待つことになります。最近では、各棋戦の主催者がYouTubeなどを用いてライブ配信を行うことがあるほか、棋戦ごとの公式ページでも棋譜や映像を紹介するケースが増えました。

 なお、成績を調べるにはやはり日本将棋連盟の公式ページが便利です。通算の対局数、年度別の勝敗、勝率、連勝数などもまとまっています。対局のライブはABEMAなどのサービスで楽しみ、細かい情報は日本将棋連盟の各種サービスを活用するのが“手筋”と言えそうです。

まとめ

 14歳のデビューから既に7年が経過し、まだまだ成長・進化を続ける藤井聡太竜王・名人。20代、30代を中心に強豪棋士が揃いますが、将来の竜王や名人になることは確実視されています。今後どれだけすごい成績、記録を打ち立てるのか。将棋ファンの興味は尽きません。

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