いろいろなものを見てきた元アイドルの目にも、先輩雀士の快進撃の前には語彙を失ってしまったようだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」12月4日で、第1試合に出場したBEAST Japanext・中田花奈(連盟)は惜しくも3着。悲願の初勝利はならなかったが、続く第2試合で先輩・菅原千瑛(連盟)が怒涛のアガリラッシュで個人3連勝を果たした。次々と大物手を仕留める様子に、控室の中田も思わず「う~うふふふ」「すごい、すごい、すごい」と驚きまくった。
29歳の中田と32歳の菅原は年齢も近く、プロ雀士としては菅原の方が先輩ながら、チームメイトとなったことで距離が急接近。毎週のレギュラー番組出演や、控室で仲間の様子を見守る時間が増える度に、どんどんと仲を深めている。この日は中田がMリーグデビューから7戦目での初勝利を目指して奮闘。トップ目に立つ時間もあったが、こちらも先輩のKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)にかわされて、惜しくも3着。悲願の初白星は、またしてもお預けとなった。
悔しい気持ちを持って控室に戻った中田だが、その鬱憤を晴らしてくれたのが菅原だ。序盤に失点し早くもラス目に沈んだところ、東2局2本場で会心の倍満をツモアガリ。続く東3局の親番で跳満、続く1本場でも2局連続での跳満をアガり、わずか3局の間に5万点以上を荒稼ぎした。
怒涛の猛攻を見ていた中田は、控室でただただ驚くばかり。「う~うふふふ」「すごい、すごい、すごい」と、チームリーダーの猿川真寿(連盟)も見守る横で、目を輝かせながら先輩の勇姿を見続けていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)