ツモれば役満。12月5日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」第2試合に登板したセガサミーフェニックスの魚谷侑未（連盟）が作り上げた大物手に、放送席がヒートアップした。
場面は東3局だ。魚谷は東1局でリーチ・ツモ・赤の4000点（供託1000点）をアガるも、東2局ではKADOKAWAサクラナイツの渋川難波（協会）が7800点、東2局1本場ではTEAM雷電の萩原聖人（連盟）が満貫・8000点（＋300点）を奪取。持ち点2万5300点で3着目だった。配牌は六万、8筒、8索こそ対子であるものの、「魚谷の手はちょっと重たい。字牌、バラバラです」と実況の松嶋桃（協会）が評する微妙なもの。だが、早々に東と7索を対子にした。
「七対子だ。イーシャンテンです」。こう松嶋は予想したが、渋谷ABEMAS・松本吉弘（協会）が鳴きを重ねる状況下、魚谷は東、8筒と連続で暗刻に。「うわっ、四暗刻のイーシャンテン！」と解説の河野直也（最高位戦）が興奮すると、魚谷は捨て牌3段目、遂に六万を引いてツモリ四暗刻のテンパイまで持ち込んだ。
待ちは7索・8索のシャンポンで、7索は山に1枚。「いるよ！いる、いる！」「今シーズン、初役満が！」。松嶋や河野が大興奮する中、テンパイからの数巡後にリーチをかけた魚谷は、同じくリーチで攻める萩原から捨てられた7索でロンを宣言。リーチ・東・対々和・三暗刻の跳満・1万2000点を奪取して、トップ目へと躍り出た。
「1つずれた。出アガリです！」「ツモれば四暗刻だった！」。残念ながら今期初の役満は降臨しなかったが、このアガリにはファンからも「うおぉぉぉ！」「アツい！」「ナイス！」などと多くの応援コメントが寄せられた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
