将棋の第9期叡王戦段位別予選（八段戦）が12月7日に行われ、佐々木勇気八段（29）が神谷広志八段（62）に勝利した。この結果、佐々木八段は八段戦Bブロック予選決勝へ進出し、午後2時から稲葉陽八段（35）と本戦入りを掛けて戦う。
佐々木八段がベテラン強豪を撃破した。本局は後手の神谷八段が三間飛車を採用。相穴熊に囲って本格的な戦いへと備えた。後手からの激しい攻めに対し、佐々木八段は丁寧な応酬が求められる難解な展開に。飛車交換から決戦へと突入すると、佐々木八段がリードを拡大。攻めのターンが回ると、厳しい銀打ちから後手玉を追い詰めて勝利を飾った。
この結果、佐々木八段が八段戦予選決勝へ進出。第6期以来3期ぶりの本戦入りをかけ、稲葉八段と激突する。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。29人が参加する八段戦はAからCまでの3ブロックに分かれて行われ、それぞれの優勝者が本戦に出場する。現在のタイトル保持者は藤井聡太叡王（竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21）。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
