これはさすがにアンラッキーだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」12月8日の第1試合。KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）がわずか3巡でメンゼンの混一色をテンパイ。その直後にU-NEXT Pirates・仲林圭（協会）がロン牌を切り、親満貫の放銃。不運に見舞われた仲林に視聴者から同情の声が多数上がるという、衝撃的なシーンがあった。
話題の場面は東3局、親の渋川は配牌でピンズが2メンツ。西が対子という染め手が目の前に見えるチャンス手。解説の藤崎智（連盟）は「タンヤオか混一色かといえば、混一色のほうを見たいですよ。タンヤオはリーチと絡まないと、ドラがいっぱいないと高くならない」とこの手を評した。次巡、渋川は西を暗刻にしてイーシャンテン。迷わずカン七万のターツを払うと、すぐさま孤立の發が重なって混一色のテンパイとなった。
わずか3巡目で高打点のテンパイ。リーチに踏み切る手もありそうだが、渋川は慎重にダマテンを選択した。するとこの直後、U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）が手の内から發を切り、渋川が「ロン！」。混一色・發・ドラの1万2000点、親満貫の成就となった。実況の松嶋桃（協会）は「一体何が起きたんだ！？電光石火のアガリ！」とこの衝撃的なシーンを伝え、ファンからは「ひでぇｗ」「事故すぎるｗ」「瞬殺」「おい！！」「反則やんけ」「えぐすぎる」と驚きや同情の声が立て続いた。
このアガリを活かし、トップで終了した渋川。勝利者インタビューでは「誰がやってもああなる」と謙遜。また「リーチする手もあるんですが、發を止められたらやばいなと。今シーズン1ツイてました！」とダマテンの理由を語り、即座にアガれた結果を喜んでいた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
