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 元K-1三階級王者の武尊が、同学年で同ジムである盟友のタイトルマッチにセコンドとして登場。激闘の末、魂のタイトル奪取に男泣きを見せ、その姿に反響が相次いだ。

 9日、大阪・エディオンアリーナ大阪で『K-1 ReBIRTH2』が開催。第17試合のK-1 WORLD GPミドル級タイトルマッチ(3分3R・延長1R)で王者ハッサン・トイ(Team Toy/トルコ)に松倉信太郎(team VASILEUS)が挑戦し、延長ラウンドの末、判定2-1(9:10、10:9、10:9)で松倉がハッサンを撃破。悲願のタイトルを手にした。序盤の劣勢を、セコンドと一体になって気持ちで跳ね返す延長での激勝に、武尊が人目をはばからず涙を流した。

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 試合は1ラウンド、ハッサンがインローや左フック、前蹴りなどでペースを握る。ハッサンの勢いにやや押され気味の松倉は、ローキックを中心に勝機をうかがっていく。

 2ラウンド、1ラウンドに続きローキックでうかがう松倉は、カーフに加えてボディでハッサンの動きを止め、一気に巻き返しを図っていく。勝負のかかった最終3ラウンドは一進一退の打ち合いが展開され、判定は1-1でドローに。延長ラウンドに突入した。

 延長ラウンドでハッサンは前蹴りで距離をとるも、松倉はミドル、ローで前へ出て応戦。さらに右、左フック、加えてローキックでハッサンを押し込んだ松倉が、延長判定2-1で新王者に輝いた。

 試合後、解説を務めた魔裟斗は「松倉が努力をしているからいい仲間がいる。努力してなければそうではない。その結果、素晴らしい仲間たち、奥さん、家族がいる」と称えた。

 松倉の激闘、そして戴冠に涙した武尊は、来年1月28日に東京・有明アリーナで行われる『ONE 165:Rodtang vs. TAKERU』でロッタン・ジットムアンノン(タイ)とキックボクシングルール(3分5ラウンド)での対戦することが決まってる。

 盟友の激闘ぶりを目の当たりにした武尊が、その思いをどのような形でリングで体現するのか。注目したい。 

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【映像】挑発直後に左フックで衝撃失神KO
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